CINEMA

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DVD鑑賞ネタ。









 
セックス・アンド・ザ・シティ Sex and the City
監督 マイケル・パトリック・キング
脚本 マイケル・パトリック・キング
原作 キャンディス・ブシュネル
キャラクター原案
ダーレン・スター
   
出演者 サラ・ジェシカ・パーカー
キム・キャトラル
クリスティン・デイヴィス
シンシア・ニクソン
公開 アメリカ合衆国の旗 2008年5月30日
日本の旗 2008年8月23日
上映時間 145分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国

 

2019年に観てからの再見。

↑前回観た時は、出産して初めて1人の数日で、しばしボーッとした後この映画観ながら、

キャリーがどの服持ってくか、友達とシャンパン飲みながら選ぶシーンで号泣したんだわ。

ああ女子会とか、過ぎ去ったこの日々?的な感情だったんだか、、

 

そしてビッグが結婚式に来なかったことは覚えてたけど、そのあと無事地味婚したことは覚えてなかった。

 

 

ビッグが結婚式に来れなかったあの感情、「こっちを見てくれ」って懇願したり、

「2人でって言ってくれ」って、あの不安な気持ちに痛み入る。

男の人って、というか男こそ、マリッジブルー、メンヘラ、なるんだろうな、それに3回目。

普段社会的には強くてモテもするビッグだけど、やっぱり自分に対して不信というか、自信がない面あったんだ、だからキャリーなんだ、そして行けなかった。

その後のキャリーの心、剣でぐさっと突き刺されたような痛み、

メキシコでの顔、もう痛すぎて、、そして友達の献身的で愛ある介護。

 

あとね、ミランダとスティーブの夫婦ね。格差婚、頭脳も趣向も違う。セックスレス、日常を回していく女性と男性の違い、

ミランダへのわかりみが強いよ、、

最後橋の上でね、「スティーブから見たら私は欠点だらけだわ」ってね。

私も見ながらそうだよな、って肝に銘じたけど、

やっぱり日常に戻るとイラっとする。

 

 

ビッグとキャリーが結婚した。

シャーロットが出産した。

サマンサが「私は私を一番好きでいたい」と別れ、50歳になった。

スタンフォードとアンソニーが同志っぽくなってたりね、

みんな見た目も歳を取ってた。

いいなあと思う。

シリーズ続編が観れるのも嬉しい。

 

映画:ヘルタースケルター
原作 岡崎京子
監督 蜷川実花
脚本 金子ありさ
音楽 上野耕路
製作 宇田充
甘木モリオ
配給 アスミック・エース
封切日 2012年7月14日
上映時間 127分

 

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原作の岡崎京子の漫画は持っているし、

映画公開の際も観に行きました。

今回久しぶりの再観。

 

いやもう沢尻エリカ。

美!!強い!!純粋!体当たり!

とにかく、綺麗。ほんとに、綺麗。。

 

この時25歳だそうだけど、

沢尻エリカの演技力って色々言われてるし、

私も、あの1本調子の喋りが、役によっては下手だなーとか思うこともあるんだけど、

 

このリリコ役はさ、

じゃあ誰が出来んの?誰も全く、出来ないでしょ!!と。思う。

沢尻エリカの圧倒的な美しさでしか体現できない。

そしてうまいとか下手とか超えてる。彼女の美しさと透け透けの純粋さ、

頭もあんまり良くないんだろうな、ゆえの子どものような命の儚く強い輝き、

シャイでコミュニケーションに不器用な部分があるような故の、振り切った体当たりの表現。

そしてこの作品・役への覚悟や浸透性と、監督への圧倒的信頼を感じました。

 

とにかく本当に美しくて、そして濃いメイクでボロボロになって狂って慟哭する様が、

子どもみたいに弱い動物みたいになって、あたしゃいじらしく見守る、、

 

冒頭からおっぱいもバーン出しててべろーんてチュウしてアーアー叫んでセックスして、

でも全然いやらしくないのよ、、とにかくまっすぐ。

 

この撮影後、体調不良で宣伝お休みだったんだよね、精神的にきちゃったんじゃないかな、とか

こののち、ドラッグでつかまるんだもんね、ある意味リアルに感じてしまうキツイ役だったんじゃないかな、

そして公開当時観た時、漫画の吉川こずえ役に水原希子で、もうこれもこの人ぴったり!

なんでこんなナチュラルで美しい人間いるの??てもうー同じ人間としてこれも圧倒されて

 

その水原希子も今やちょっとイっちゃってるモデルになったもんね、、

美を生業とするこの職業えぐいわ、この映画、虚構ではないよな、と思ったり。

 

そしてモデルといえばの吉川ひなのも彷彿とさせるのだけど、

あのひとも壊れかけてしまったけど見事に再生して業界の闇から抜け出し、

ハワイでナチュラリスト。本当によくそこに行けたね。

お母さんになったからだね、ラクになったね、良かったね、と。

 

沢尻エリカ(そういえば俳優なのに完璧にモデルの能力があるね)も水原希子も、

12年後の今も全然変わらぬ美しさだけど、

子ども産んでないの大きいよね、出産して、お母さんになって、

自分より大事なものできたらきっとラクになれるよー

沢尻エリカなんてきっといいお母さんになるんじゃないかな、幸せになってね、て、

そんな余計な心配まで思い巡らせてしまう。

 

 

桃井かおりも、沢尻のこと痛ましく可愛いやつだな、って、

役と同じように可愛かったんじゃないかな、と思う。

 

蜷川実花は私とっても嫌いなのだけど、

この作品は良かった。

原作へのリスペクトや、それを自身に落とし込んで作品でちゃんと表現した力と覚悟を感じたし、

キャストたちへの愛情や的確なディレクションも感じました。

岡崎京子の漫画が、映像という別のアートにちゃんと生まれ変わってました。

 

あ、あとね、

そうそう、

この作品ね、私の世代の青春映画でもあるね。

ずっと、もう血の中に組み込まれてるこの時代の空気感。

109、女子高生、ルーズソックス、茶髪、携帯、女の子、

ミーハーな狂気、熱狂、カワイイ、超、渋谷、浜崎あゆみ、

CUTiE、SPUR,VOGUE,SWEET,パルコグランバザール、ダイエット、クスリ、

資本主義、消費、整形、売春、

90年代。

 

岡崎京子は植物人間なっちゃったし、

オザケンはおじさんになって若い子と不倫しちゃってるし、

ホットメールなんて今はしないよ、ティックトックだよ、

 

あのキカキカと尖って舞う破片と柔らかな光の90年代を胸に痛く沁みて思い出しながら、

今は薄っぺらーい空気を感じる2020年代、です。