幕張大学国際金融学科の視察では最初に勝浦朝市を視察してきました。
勝浦朝市は日本三大朝市として有名。
ちなみに日本三大朝市とは『勝浦朝市』、『輪島朝市』、『飛騨高山朝市』の事を指します。
天正19年(1591年)より始まった勝浦朝市も今年で426年目。
よくよく足元を見てみると、歩道が舗装されて新しくなっていた事に気付きました。
歩道ひとつとっても時代に合わせて進化している事が分かります。
また朝早くから多くの買い物客で賑わっているのも勝浦朝市の特徴のひとつです。
朝市の目玉は何と言っても新鮮な魚と野菜。
これを目当てに多くのお客様が訪れます。
都内からのお客様は値段の安さにまず驚かれますね
そしてもう一つの楽しみは、現地でしか食べる事が出来ない勝浦ならではの逸品料理。
特にこれからの季節には「さんが汁」がオススメ。
「あおさのり」と「イワシのつみれ」だけというシンプルな汁物ですが、これがまた絶品
何杯でも飲めてしまうくらいしっかりとしたイワシの旨味と、海の香りを楽しむ事ができます。
これは皆様にも是非飲んで頂きたい逸品ですね。
■勝浦朝市■
天正の時代から400年以上続いている勝浦朝市は人々の暖かさに包まれています。長い年月に育まれ、昔も今も変わらず人情味あふれる勝浦の顔として、また、市民の台所として日常の生活にとけ込んできた朝市は、勝浦を代表する名所として多くの方に親しまれています。
朝市が始まったのは天正19年(1591年)。卯の年に開かれたといわれ、当時の勝浦城主であった植村土佐守泰忠(うえむらとさのかみやすただ)が農業・漁業の奨励とともに、勝浦根古屋(町の中心となるところ)でのみ農水産物の交換の場として開設したものと伝えられています。
当時は365日、いかなる天候でも朝市が開かれ、10日を区切りとして上本町・仲本町・下本町と場所を移動して開かれ、出店のために背負い篭・手車・大八車・馬車や牛車を使い、多くの品物を運んでいたようです。
時代とともに勝浦は、にわかに発展しはじめ、その様子は「勝浦三町江戸勝り」(三町とは現在の上本町・仲本町・下本町)といわれたといいます。
昭和30年代中頃からの自動車交通量の増加に伴い、場所を仲本町通りだけとした時期もありましたが、昭和62年11月から1日~15日までを「下本町通り」、16日~月末までを「仲本町通り」と分けて開くことになりました。
市内商店街の休日にあわせ毎週水曜日と年始を休みとして現在にいたり、今でもおよそ70軒の店が立ち並んでいます。出店時間は、午前6時頃から11時頃までです。