【予算議会】予算審査特別委員会~都市局前編~ | 嶽正義 チバを盛り上げる!

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◆予算審査特別委員会~都市局編~

 

予算審査特別委員会について書くのも今日で3日目。

4日間行われましたが、各分科会においても実りある質疑が行われたものと承知しています。

本日はは都市局前編として書かせていただきます。

 

 

■密集市街地での耐震改修工事や道路拡幅工事を積極的に行う

 

これは昨日の総務局の話しとも関連する話し。

本市には密集市街地と呼ばれるエリアが幾つかあります。

密集市街地の弱点としては災害に弱いこと。

特に火災が発生した際、隣家に燃え移るスピードが速い等の危険性が指摘されています。

しかし既に密集市街地においては多数の市民がそこで日常生活をおくっています。

直ぐに立ち退いて貰うという事も難しいので、当局としても対応に苦慮しているとの事でした。

 

本市には密集市街地の「重点地区」と呼ばれる地域が13地区存在します。

その中でも来年度は稲毛区稲毛東5丁目と、中央区椿森3丁目が重点地区に指定。

『耐震改修工事』『道路拡幅工事』を積極的に行っていくとの事でした。

 

また本市では3月1日より千葉市地震ハザードマップが配布されています。

これは「千葉市直下地震」を想定した地震被害想定調査の結果に基づき作成されたもの。

本マップを是非とも各家庭でご活用していただき、災害への備えにしていただきたいです。

 

■都市アイデンティティの確立を目指して

 

都市局の大切な役割の一つとして、都市アイデンティティの確立というのがあります。

本市での都市アイデンティティとは、簡単に説明をすると「千葉市らしさ」

その千葉市らしさとは何かと言えば「加曽利貝塚」「オオガハス」「千葉氏」「海辺」です。

ただこの都市アイデンティティを確立する為には、超えなければいけない高いハードルが・・・。

 

■加曾利貝塚の今後の課題点

 

加曾利貝塚については国の特別史跡に指定される事を目指しています。

これについては都市局の方でも指定を受ける自信がある様に感じました。

課題としてはキャパシティの問題がまず一つ。

 

ご存じの方はご存じだと思いますが、貝塚までのアクセスがあまり良くありません。

アクセス手段としては自家用車や大型観光バスでの乗り入れが主です。

本来であれば、個人的にも千葉モノレールでのアクセスを推奨したいところなのですが・・・。

残念ながら運賃の問題と、最寄り駅からの距離が微妙にあるという難点があります。

 

当局としては、イベントが開催される際は臨時駐車場を増やすなどして対応するとの事です。

しかし特別史跡に指定される様な施設が、今後もその様な対応で良いのか疑問が残ります。

やはり観光地としての観点からもアクセス面での強化が求められます。

 

■通年で咲かないオオガハスの課題点

 

オオガハスも本市の観光資源の一つです。

なんせオオガハスは「市の花」

多くの方にご覧いただきたいとは私も思います。

 

しかし課題としては、オオガハス自体が通年で咲いている訳ではないという事。

時期としては6月上旬~7月上旬に咲く花。

この季節になると千葉公園等には多くの市民をはじめ、県外からも観光客が訪れます。

逆に言えばこの一ヶ月間を除くとオオガハスでは観光客が呼べなくなります。

これはプール等とも共通するのですが、通年でないものの弱点ですね。

 

■千葉開府900年の節目に向けた千葉氏の今後の課題

 

昨年の6月1日、千葉開府祭に行ってきました。

 

 

熊谷市長からも「900年の節目に向けて千葉氏のPRに努めていく」と発言がありました。

歴史好きの一人としても、千葉氏がもっと全国的に有名になれば良いのにとは思います。

ですが如何せん全国的な知名度は依然として低いまま・・・。

 

 

市内ではPRの効果もあり、小学生を中心に少しずつ浸透はしてきていると思われます。

しかし更にPRしていかないと市内全体で千葉氏を盛り上げよう!!という気運にはなりません。

やはりイベントも含めた気運を高める運動が求められます。

 

■都市計画を一から練り直さないと海辺の活性化には繋がらない

 

最後に海辺の活性化について。

 

 

昨年の4月に華々しくオープンをした『千葉中央港旅客船桟橋』

早いものでもうすぐ1周年です。

当局の発表では、年間約20万人が来訪する見込みとの説明がありました。

しかし月単位で換算すると平均約1万7千人

夏場はきっと2万人を超えるのでしょうが、冬場は逆に1万人くらいに落ち込んでいるのでは??

 

旅客線桟橋といっても、横浜市横浜港大さん橋国際客船ターミナルをイメージするとズッコケます(汗)

最初の都市計画で旅客線桟橋を作る計画が無かったのが最大の原因でしょうね。

景観の面でも周囲の景色から「港」というイメージが全く沸きません

これが当初の予感通り、集客が今ひとつ伸び悩んでいる原因になっていると思います。

 

市は今後、1億3千万円の予算をつけて案内看板と日除けの設置、デッキの増設を図るとの事でした。

ただ個人的にポイントはそこじゃないと思うのです。

やはり一から都市計画から練り直さないと、今後も集客面で厳しい数字が予想されますよ。

 

千葉みなと←→羽田空港線の海上試験運転等、海辺の活性化の為に改善は図られます。

しかしそれだって高速バスや鉄道との差別化をどの様に図るのかの具体的なイメージが出てきません。

また先の横浜港大さん橋国際客船ターミナルや、有明港フェリーターミナルとの差別化も必要です。

果たして本市に差別化できる程の予算を千葉中央港に今後もつける事が出来るのか疑問が残ります。