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◆予算審査特別委員会~財政局編~
千葉市議会に関心の無い方にとり、今週は全く面白味のないブログ内容になっています
(※毎回面白くないとは思いたくない・・・)
しかし逆に関係者にとっては興味深い内容になっているようです。
誰からも読まれないのも辛いですが、議会関係者が読んでいると思うと手が震えます(笑)
近頃は議員の間でも読まれているとの事ですから大変緊張いたします。
議場でお会いした際は是非ご感想をお聞かせください。
(※褒められると伸びるタイプなので、そこのところをお汲み取りください^^)
さて今週の千葉市議会では予算審査特別委員会が開議されています。
予算議会の予算審査特別委員会ですから各議員の皆さんの目つきも真剣です。
各分科会毎に分かれ、当局に対し様々な角度・見地から質疑します。
中でも2月28日(火)に行われた財政局・総務局に対する総務分科会は議論が白熱しました。
とくに財政局は中央官庁で言うところの財務省にあたります。
千葉市政を支えている所管だけに、総務委員会の委員さん以外も多数傍聴されていました。
■平成29年度は許可団体から脱出できる見通し
初日の今日は財政局でのやり取りについてご報告いたします。
財政状況が苦しい本市にとり、久し振りに明るい話題となりそうなのがこちら。
平成29年度は許可団体から脱出できる見通し
これは久し振りの明るい話題だと言って良いと思います。
平成29年度の予算案では、実質公債費比率が18.0%を下回り、17.5%になるとの報告が。
と言うことは第2期財政健全化プランにおける公債費負担適正化計画が功を奏した事に。
したがって熊谷 俊人 市長の2期目における大きな実績の一つに数えられる事になりますね。
ただしこれについて日本共産党千葉市議団は真っ向から「異論」を展開しています。
■財政健全化プランの「成功」と福祉カットの「犠牲」の戦い
同市議団を代表し、団長でもある野本委員は厳しく熊谷市政を批判しています。
財政健全化プランの成功は、熊谷市長の実績ではなく、福祉を大幅カットした犠牲の上だと。
この点を財政局長に向かい、厳しい口調で追及をされていました。
私は以前より野本委員の主張を聞いているので、主張はある部分で分かる所もあります。
しかし5月28日の市長選挙で劣勢を覆すところまでは全然いかないでしょうね。
それくらい『許可団体からの脱出』というインパクトは強いです。
■大型投資をしないと税収は伸びない
同市議団が「福祉カット」と「大型開発を止めろ」と言う中、全く反対の意見も出されました。
その意見は自由民主党 千葉市議会議員団の”大ベテラン”である米持委員から出ました。
米持委員はこう提言されています。
- 「建設事業債が毎年削られてしまっては税収に響く」
- 「大型投資をしないと税収は伸びない」
- 「財政健全化も結構だが、先行投資の意味も含めた大型投資をするべきだ」
いやこれはこれで非常にごもっともな提言だなと個人的には思いました。
ある意味においては自由民主党らしい発想です。
好みはハッキリと分かれそうですが、これはこれで傾聴に値する提言ですよね。
また質疑の中では「ネーミングライツをもっと活かして広告料収入を」という話しも。
■公衆トイレ・道路・歩道橋等にもネーミングライツを
本市の広告料収入の大半は、ZOZOマリンスタジアムとフクダ電子アリーナからのもの。
特にZOZOマリンスタジアムでの広告収入が全体の約4分の3近くを占めています。
逆に言えば、それ以外からの広告料収入はあまり得られていないという事に。
なので各委員からも、広告料収入をもう少し得られる努力をしては?という提言がありました。
一環として他市の事例からも「公衆トイレ」・「道路」・「歩道橋」等の具体案が出されました。
■入札方法の変更で落札率が向上
他では「土地売却収入」で一定の歳入成果が出た事が当局からの説明で分かりました。
これは27年度までの入札方法を変え、情報を早めに公告した事が功を奏した様です。
したがって28年度は15件の内、14件(※落札率90%以上!!)が落札されたとの報告がありました。
土地売却収入も本市を支える大きな財源の一助になっています。
ただ委員の中から、市有地も市民サービスを考えた上で大切な財産であるとの指摘が。
であるからして無闇矢鱈に売却をしないで欲しいとの要望も出されました。
他にも色々と出されましたが、長くなってしまう(※既に十分長い)ので今日はこの辺で