大河ドラマ。
斎藤福こと春日局の出番がやってまいりました!


春日の局といえば、その辞世は

   西に入る 月を誘いて 法をへて 今日ぞ火宅を 逃れけるかな

という一句です。


これは、和泉式部が詠んだ

   門のほか 法の車の 音聞けば われも火宅を 出でにけるかな

という句を下敷きにしたという方もおられます。


和泉式部は、叶わぬ恋を胸に生涯通した女性。
春日局にもまた、秘めた情愛があったのかもしれない、と。


お江・崇源院との確執が取り上げられがちな春日局。

ましてや、今回の大河ドラマ、お江さんが主役なので
春日局が悪役になるのは致し方あるまい。


家康びいき、家光びいきの私としては
大御所殿が、国松を出来愛する母親の姿に不安を感じ
「徳川家の嫁」としての崇源院を信じきれなかったのは当然ぢゃろうに・・・

と思う今日この頃であります。


久かたぶりの更新です・・顔3


今日は、先月の神社庁のありがたい言葉から。

   未だかつて
   邪は正に勝たず

菅原道真公の言葉だそうです。

意味は解説するまでもありませんが
「よこしまなことは結局は正義には勝てない」という意味です。

『菅家後草』という書に、ある言葉だそうです。


正義を信じて生き抜くべし!という言葉は、論語にもありますね。


最近、震災や福島原発、小沢一郎さんの公判などなど
メディア報道のあり方が気になります。

民主党政権が誕生したのも、メディアのキャンペーンが利いたはず。

私は、当時の周囲でも「あんな非現実的なマニフェストなど論外」と
警戒していたにも関わらず、民主党は大勝し政権を取りました。

メディアは
単なる”ムード”を”世論”という言葉でくるんではいないでしょうか?
本当に、自分で事実を集めて、考えた報道をしているでしょうか?

小泉政権時代、既得権益の抵抗にあい
改革が途中でとん挫してしまったことが失敗だった・・・などと
今になって言われています。

地道に取材をして事実を伝える。

ソーシャルメディアが日々強固になっていく中で
企業としての「プロの報道」が果たしてどこまで機能するか(しないのか)
気になるところです。


総括の最終版です。

リーマンショックの後、論客の方からあちこちで

経済成長期の
   明日は今日より確実に 豊かになる
  世界から
   明日は今日よりも確実に 貧しくなる
  世界へ。

という言葉が語られました。

そして、3.11。

今、各所で目にする「ガンバろう、日本」というのは
決して情緒的ではなく、事実として立ちはだかっていると思うのです。


そんな時にコンサルタント「外の人」が果たしてどこまで有益なのだろうか
・・・それが、半年前の私の心象風景でした。

今、プロジェクトのラップアップで資料を整理しています。
初期の資料に並んでいる言葉を読むと
あぁまだ脳みそが「外の人」だなぁと思ったりもします。

3.11以降の日本には「(外の人)」は要らない。
食事ものどを通らないくらいに悩み、1秒1秒、会社のことを考えられる
マインドでなければ、本当に必要な知恵は出ない。

それが、この半年の私の経験であり、結論です。

 3.11以降の自分の国をどうするか、と
 3.11以降の自分の会社をどうするか は、ほぼ同義なのではないか?

そして
3.11以降の自分の会社をどうするか、を「外の人」が知恵を出せるのか?
また、出すべきことなのか?

8月ラップアップの今回の仕事では
正直、どこまで腹の落ちる戦略まで、一気通貫できたか不透明です。

それはともかく、今、共通のこととして
日々のオペレーションに責任を持ち、スタッフと一緒に汗を流し
「短期楽観 長期悲観」で、5年先の日本と自分の会社のイメージを持ち
同時に、今日のビジネスを処理するタフさが
今のマネジメント層である私たちに求められている。


そんな風に感じます



プロジェクトメンバーに心からの感謝と敬意を込めて。

Thank you!
I am proud of you!