昔々、乗っていたYAMAHAのビラーゴ400を売り飛ばした後に、友達が譲り受けたバイクがスズキの名車ガンマ250だった。
アメリカンタイプのビラーゴ400からガンマ250に乗り換えというのはかなり衝撃的だった。最初の感想は「乗りにくい」……である。ツーストというのもあったが、クラッチをつなげるタイミングが、慣れていないのか、センスがないのか、よく分からない。エンストは当たり前で、うまく走り出してもエンジンの回転数とギアがうまく合っていないのか、あやしげな動きをさせてしまうことが多かった。
ところが、慣れてくると、あのツーストのノリが素晴らしく、名神高速や第二神明などでかっ飛ばすと、130キロ/h くらいからエンジンの音が変わり、更に加速するのが面白かった。。。もちろん、半分はビビっていたが、、、
あのメーター類がなかなかアジがあり、よかった。タコメーター、速度計は当然だが、やたらインジケーターのランプが並んでいて、どれが何なのかよく分からない。一番お世話になったのはオイルランプで、バイク自体が老体なのか、酷使するとすぐに「オイル、くれ！」と赤いランプが点くのだった。
わたくしを楽しませてくれたガンマ250だが、鳥取国で夜に友達と国道53号線を走っていたら、いきなりエンジンが止まってゲーム・オーバーとなってしまった、、、ウンともスンとも言わなくなり、後日、軽トラックで引き取りに行き、そのまま廃車、、、直せば乗れたらしいが、それなりの修理費がかかるので断念。。。
昨今のショートスキー好きは、恐らく、多分、この頃のバイクの経験のせいだろう（と思う）……