大学に入って僕は成長しただろうか。

成長したと思う。僕は高校生時代を思い返せばよく言えば努力家ではあったものの傲慢でプライドが高く、井の中の蛙大海を知らずといった諺が一番似合う男だった。

大学一年生の頃、初めてアルバイトをしたとき。僕は手際の悪さ、不器用さで社会の洗礼を浴びた。仕事ができなかった。僕と同じ時期に入ってきた慶応の同期は仕事が出来て、先輩や社員の方から評価が高く劣等感を覚えた。

おまけに副店長からはいじめられた。仕事を出来ないのは俺が悪い。怒られるのは当たり前。だけど、人格を否定したり脅されたのは辛かった。

僕の高校時代からのプライドはズタズタに裂かれた。

サークルではどうだっただろうか。同期の男子で唯一三年生と組んでいた、ライバルは最初の舞台でウケを取っていた。三年と組めばそりゃウケも取れるだろ。と心の中でボヤいてみたけれど内心羨ましかった。お前の実力で取ったわけじゃないだろと心の中で叫んでも、自分の小物感に反吐が出る。違う。例え三年生が技量があってもその人だけでウケを取ることはできない。同期の彼も間違いなく実力でウケをもぎ取ってた。

けど俺が完全に負けたわけじゃない。荒削りながらウケ自体は少しとってた。そんな少しの手応えと負けた反骨心でネタ作りに燃えた。

一年生の時は負けてばかり。恋も考えてみれば全敗か。一年生の最後の方に好きになった人も考えてみれば僕がテキトーな理由をつけて逃げたようなそんな雰囲気だった。

二年生は成長の年だったように思える。バイトは苦手な社員の方が異動になってからはのびのびとやれるようになり、自分がこなせる役割も見つけることができ同期や社員の方々の信頼を得ることができた。恋はしたけど、二年も恋は全敗だった。後輩と取り合いもしたっけか。譲るなんて後輩には言ったし、同期にもそう伝えたけど本当は逃げ出した。勝負するどころか棄権した。仲のいい後輩で今後仲が悪くなるのが怖くなったのとそれで逃げ出すということは好きという気持ちがだいぶ彼より負けてた。

その後、サークルでもネタは一年生に掴んだ手応えからいいネタが書け始めた。ネタや仕事は好調だったが恋は三年生になる直前まで絶不調。夏場は飢えて引かれたり。好きな人が出来ても遊ばれたり。

三年生では恋は調子がよかったが、ネタや仕事が調子が悪かった。だが、この調子が悪い。この辛い一年生、三年生では成長を一番した時期にも思えた。三年生になってからは同期との衝突も頻繁になり、険悪さから本当につらい気持ちにもなったが自分を見つめ直すいいきっかけになった。僕の悪いところを見つめ直すことができた。またこの時期は同期の個性の豊さや価値観の違いに気づくことができた。ネタは6月ライブで主将としての実力を出さなければというプレッシャーに押しつぶされて完全に迷走。同期や後輩の成長に焦りを覚えて憂鬱になっていた。当時の彼女の支えが唯一の救いだった。今でも感謝している。後に浮気されるが。

そんなこんなで一年生から三年生まで酸いも甘いも経験が出来て成長できたんじゃないかなと思う。また壁は立ちはだかるだろうけどそれでもそこで得た経験をポジティブに変えて、力をつけて成長したい。