昨日1/10は、新宿サンモールスタジオで「30才になった少年A」を観てきました。

今年の初観劇。

昨年、新宿ゴールデン街劇場でやった初演は見に行けなかったのですが、

今回は、テーマは同じものの、出演者も増え、舞台美術も一新しての再演ということでした。

鮒田さんの作品には珍しい直球勝負のテーマでしたが、ところどころに鮒田さんらしい、ちょっとファンタジーの入った物の見方があったり、いろんな人がからんだ話も立体的な作りになっており、大変見応えありました。

主演のアフリカン寺越さんは、相変わらずの熱い演技。外は今年一番寒さなのに熱い、熱い。
でも、一瞬の沈黙と静かな演技にも見るところがあって、一人芝居なんかに地道に取り組んでた成果なのかなぁ。

共演者は演技の上手い人が結構いて難しいテーマ、難しい脚本なのに心地よく安心して観れました。

1/14(火)まで演ってます。
ぜひ、観てみてください。


明けましておめでとうございます。

すっかりアメブロご無沙汰してしまいました。

昨年は、観劇、ライブの年間回数をカウントしようとしたのですが、

撮影で舞台に入ることも増え、どう回数をカウントするか、訳が分からなくなってしまいました(苦笑)

観劇、ライブ、写真のイベントの合計が年間100を超えてたのは確かです(笑)

今年もよろしくお願いします。

昨年12月には、みなとみらいギャラリーで写真のグループ展「GirlsPhoto 2013」を行いましたが、たくさんの人に来ていただきました。

短い期間だったけど、知り合いだけでも40人ぐらい来てくれたのかなぁ。
感謝、感謝です。

全員の分の写真撮ってなくて、今思うととっても残念なんだけど、写真の楽しみっていろいろあるんだなぁ、って再認識できた展示でした。

みんな写真の前でポーズとったり、とっても楽しかったです。

ま、反省点もいろいろあり、今年も頑張ります。

よろしくお願いします。

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舞台 『カンヌ・パリ結婚行進曲』 @ 中目黒キンケロシアター
演出 愛川 欽也
原作 ノエル・カワード
2013年9月6日~8日

ちょっと時間経ってしまいましたが、この舞台、前日9月5日のゲネの写真を撮らせていただきました。
記録のためにもアップしておきます。

ゲネを撮る場合のいいところは自由に動き回れるところ。
なので、今回は、105mmの単焦点レンズをメインに使いました。

ノエル・カワードの原作は、後で調べて、「私生活 Private Lives」(1929) だとわかりました。

お話しは、
男女関係がくるくる入れ替わる、おしゃれでウィットに富んだ作品

五年前に離婚したエリオットとアマンダが思いがけず再会する
場所は海に面したドーヴィルの瀟洒なホテル
なんとも間の悪いことに、二人ともそれぞれの再婚相手とのハネムーン旅行の最中
思いがけず、隣り同士の部屋をとってしまった.のだ

というのが原作の設定。今回は、場所がカンヌになっていました。
ドーヴィルだと馴染みがないからかな。

ノエル・カワードは 「人生はうわべだけのパーティー」 と考えてたらしく
シニカルな恋愛観のセリフが満載。

個人的には結構楽しめましたが、今の日本人的には好き嫌いあるたろうな。


今回の撮影も、ざくっとした登場人物ぐらいの把握で撮影に挑みました。

でも、必ずしもストーリーを把握していからいい写真が撮れるという訳でもなく、
こんな感じで最初にぱっと観ながら撮ったほうがいい写真が撮れたりします。

ホテルの部屋。
カクテルが、2組、4人の入り組んだカップルの関係を演出していたので
これは撮りたい!と思って撮りました。



ホテルのマネージャー役の朝日望さん
いい味だしてるなー



アマンダの再婚相手、ビクター役の加藤敦洋さん
几帳面で真面目な役どころで、背筋がPぴっと伸びてます。

撮った写真は、公演中、ロビーに飾れるように代表的なのを選んで持って行ったのですが、
この写真、肖像画、と言われてました(笑)



エリオット役の正木慎也さんと、再婚相手シビル役の野村かおりさん
かおりさんは、外組 制作をやっていた時からの知り合いなのですが、
元気いっぱい、シビル役を演じてました

本番、土曜日に観たけれど、ゲネよりも本番のほうが、
さらにキュートで元気いっぱいでした

こういうのを観たときはさすが、役者、と思います



ホテルでは、隣の部屋でエリオットとシビル、アマンダとビクターという2組のハネムーン中のカップうが交互に現れるのですが、

観ている側は、この二組のカップルを一つの視点から重ね合わせて
(ハラハラしながら)見ることになります。
その気持ちを表現しようと、多重露出で撮った一枚。


パリのアパルトマンに戻ってのシーン。



エリオット役の正木慎也さんと、アマンダ役の木村なおみさん。
エリオットとアマンダはよりを戻してしまうんですね。



舞台美術の窓が凄く効果的で、奥行き感があって素敵だったなぁ



ところが、二人がまた喧嘩をして、そこに、追いかけてきたビクターとシビルがやってきて、
と...
いかにも、ノエル・カワードらしい展開。

でも、やっぱりどこかシェークスピアの喜劇を思い出します



明け方、やってきたメイドのルーズ
メイド役は、井上仁美さん

この驚くシーン、撮ってる時は、本番で観てたらあっという間のシーンで、
よく撮れたな、と後で 自分で思いました。
舞台撮っているときは、アドレナリン出まくりで集中して撮っているので
案外、いいタイミングでとれたりします

座ってゆっくり観てたりすると
あ、このシーン逃した、ってことも結構よくあります



正木さん、なおみさん、かっこいい。





最後は、シビルが、一番、割をくったような感じになるんだけど、
元気いっぱいやっていた野村かおりさんが窓を見つめるシーン



この写真、演出の愛川欽也先生もいいね、って言ってくれた

愛川欽也さんといえば、私的には、パックインミュージック時代からのファン

うれしー


役者さんたちに演出を指示する愛川欽也先生
優しい指導でした



再度、カメラをスタッフに渡して、私もいっしょに撮ってもらいました



舞台は、やっぱり、生で観にいくのが一番

多くの人に劇場にいって、観てもらいたいな、と思います



今回は、個人的には、舞台の写真を撮ることの意味を、
もう一度見つめなおして、

と思っていますが、
結論はまだまだ出ないので、記録としてアップ