コミュニケーションにおける基本ではあるけれど、問いに対して答えになっていないという事がままある。これには次のような理由が考えられる。
1. そもそも何を聞かれているのかわかっていない
2. 答えがわからなくて、それをごまかそうとしている
3. 聞かれたことに答えるために他のレベルのことを考えているうちに、聞かれていることと違うレベルの事を答えてしまう
4. 答えたくないのではぐらかす
4.は敢えてやっていることなので兎も角、1~3についてはそうならないための対処法はある。
1.はよくありがちなパターンで、問いを正確に理解しようとする意識が欠如しているためにおこる。または何を聞かれているかわかっていないと思われると恥ずかしいので、敢えてわかっているふりをしているといった場合もある。日常会話の中であればわからなくても問題ないことも多いが、仕事だとそうはいかない。この対処法は明らかで、問いの意味がわからなければそれを明確にするために質問者に聞けばよい。聞き直して迷惑だという事はない。聞く恥は捨てること。わかってないという方がよっぽど恥だ。
2.も良く見受けられるのだけれど、聞いてる立場からすれば答えになっていないことをぐだぐだ説明されるより、「わからない」と答えてもらった方がよほど良い。またその際に「何をどのように調べたのか」「何がわかって何がわからないのか」「答えを得るためにはどうすればよいと思うか」「別の角度から答えられないか」とう点を付け加えると聞く側はいちいち質問をすることなく現状を理解してNext stepを考えることができるので望ましい。
3.は気を抜いているとたまにおこる。例えば○○の事業運営におけるKey decisionは何か?というようなことを考えるときに、一歩戻って、まずそもそもどんなprocessがあるか/何をしなければならないかを考える必要があるけれど、それだけ考えて、「ではその中でどんなdecisionが必要か?」というのを考えるのを忘れてprocessを答えてしまうといった類のものである。これに対処するには「常に問いは何か?」を意識することが必要だろう。特に答える前に一旦立ち止まって問いに対する答えになっているか再確認するというのが実務上は有用と思う。
基本的なことだけれど、大事なことなので常に注意する必要がある。
