軽く、風に舞う花びらのような

可憐な粉雪。

ふわふわと、舞い、地面に落ちてすぐに溶ける。

風花。

わたしは静岡弁が嫌いだが、

唯一、好きな、静岡の言葉。

たた、

静岡で言う風花は、

風の強い日に富士山の雪が、風に運ばれて舞う

そんな、雪のことだ。

昨日、

水分をかなり含んだぼた雪に変わった。

辺りは、一瞬で白い世界だ。

きっと、そう、長くは残らない雪。

銀世界と言うのは、

わたしにとっては、蔵王でみる、

雪なんだ。


降り頻る雪の中で、

桃太郎くんなら、こんなふうに喜んで、

太郎なら、こんなふうに、喜んだと。

時が、

こんなに過ぎたのに、

駆け回るあの仔たちが見える。

そんな、愚かな自分。