年末の入院
12月27日~29日
年末に 内分泌の負荷テストを受けに 旭中央病院に入院しました。
写真 横の方は担当してくださる仙田先生。お医者さまらしからぬ かなり親しみのある先生です。
検査は予定通り行われました。結果は年明けに。
写真 後ろの方は小林先生。まさが 倒れて始めにこの病院に運ばれたとき(約5年半前)に対応してくださった方です。
当時 まさは 野球の練習中に倒れ、熱中症の疑いで救急車で運ばれました。
まさか 命にかかわる状態になっているなんて 夢にも思っていない私とまさ本人。夕方から数時間の間、真っ黒に汚れた見た目健康児は、ベッドに横になりながら「腹減った~」「もう家に帰ろうよ」と言っていました。
私も私で、ひ弱に映し出される心臓の動きの断面映像(今だから分かる)を見せられても、それがどんなに危険な状態かピンとこないまま この後どうなっていくのだろうと どう状況を受け止めていいものやら分からないでいました。
数時間の間、先生方は 搬送先を決めるのにかなりご苦労されていたようです。小児用の人工心肺等 医療環境が整っていて すぐに受け入れてくれる病院は とても限られていたようです。
夜8時近くになり、東京女子医科大学病院に受け入れてもらえることになり、緊急搬送となりました。
搬送中にもしものことがあるかもしれないとの説明を受け その同意書にサインをして出発しました。それでも ?????のままの私。
小林先生がおっしゃるには まさは ようやくゼリー飲料を飲むことができ とても満足そうだったそうです。(先生たちは 心臓に負担がかかり苦しいのではないかと心配したそうですが まさ自身は全く自覚症状がなかった)
そして、小児科医が3名も付き添って安全に搬送してくださいました。
その後 こちらの病院に来る機会がなかなか無く、ずっとお礼も伝えられなかったのですが、今回ようやく先生と再会し、元気な姿をお見せ出来ました。
あの日 小林先生を始め 旭中央病院のスタッフの方々のご尽力のおかげで まさの命は助けられたのです。今も深く感謝しています。
お会いできて 本当に良かった!!
4月からの様子
4月~11月の様子
中学2年生になり、まさたかなりに思春期というものに差し掛かっているようです。少々イライラしたり、自分と他の子を比較したり、不安定な気持ちも見せたりします。健全健全と母は構えていますが、本人の最大の悩みは身長が伸びないということです。成長期に入っているほとんどの子の中で、頭1つ以上小さいので、どこへ行っても 小学生だと思い込んで対応されてしまうので、その度に凹んでしまいます。「まあまあ・・・」「気にすることないよ」はもう通用しない気分のようです。
本来の成長期を逃してはいけない気がして、低身長の検査をしてもらいました。年末にさらに成長ホルモンの状態を確認するために、負荷テストを受け、内分泌の治療に適応するのかを診てもらうことになりました。
11月 文化祭で 初めて実行委員として 行事参加。
(じゃんけんで一番勝った人!で 普段勝つことのないじゃんけんになぜか 勝ってしまった人)結果的に良い経験になったようです。
今年も無事に この日を迎えることができました。
あのすべての日々が だんだんと思い出になっていきます。不思議です。
決して忘れることは無い みなさんに助けていただいた大切な日々です。
今年も家族で ドナーさんやそのご家族に思いを寄せ、祈りました。
いつも感謝しています。どうか 心穏やかにお過ごしでありますように。
今年のバレンタインに ドナーファミリーから2度目のお手紙が届きました。
「私達は繋がっている」と。まさの元気な様子を心から喜んでくださっていました。優しさがたくさん詰まったその内容に 涙が溢れました。
私の息子は 私たち家族は なんと幸せだろう。
この出会いに 本当に感謝します。
また、これまで拒絶反応が無いということが 本当に驚きです。なんて 相性が良いのでしょう。お互いにマイペースさんなのか 柔軟さが共通しているのか・・・。運命的な出会いだったのかもしれません。また、薬の調節をしてくださっている川合先生という、信頼できる主治医に巡り合えたことに感謝しています。
まさたかなりに 体力も大分付けてきました。体が小さい分、周りと比較するとかなりの差は感じるようですが、それでも近所の幼馴染と毎朝ジョギングをするようになり、秋から継続して頑張っています。寒い冬 頑張り続けられるかな。
母は陰ながら応援しています。
冬休みは 年末 内分泌の検査の為、年始は年に1度の心筋生険の為 数日ずつ入院します。
離任式
3月30日
お世話になった 小学校の校長先生が退職されました。
離任式の朝 登校前に小学校に寄ってご挨拶させていただきました。
校長先生は 毎日早朝より出勤し、子供たちの登校を校門で待っていてくれていました。
まさの募金活動では 救う会に大きな理解と協力をいただき、吉田小にとどまらず、近隣の関係機関に協力を呼び掛けてくださるなど 本当に大きな力となってくださいました。
帰国後も 細やかな配慮をしてくださり 私たち家族にとって大切な恩人です。
まさは 改めてお礼を言いました。「まさくんが こうして元気なのが何よりよ。」と
いつもの優しい笑顔と いつだって率先して体を動かしている校長先生の割烹着姿に ホッと安心感をいただいて 小学校を出ました。
校長先生 長い間お疲れさまでした。