
第26回末梢神経学会の報告(2)
第26回末梢神経学会が信州大学加藤博之会長のもと9月18日に秋晴れで爽やかな松本で開催されました。
メディカルスタッフレジデント実技セミナー
(末梢神経伝導の実際)
座長:園生雅弘
演者:園生雅弘、桑原聡、有村由美子
に70歳の手習いで参加しました。
園生先生 (理論とピットフォール)抄録の要約
① 複合筋活動電位(CMAP),感覚神経活動電位(SNAP)の振幅を強調されていて、神経伝導速度と同等ないしそれ以上に重要なパラメーターである。
② 偽の伝導ブロック
刺激強度の問題は重要である。運動神経伝導検査(MCS)最大刺激下となるとCMAP振幅があてにならなくなり偽の伝導ブロックが出現する。しかし、刺激強度をやみくもに強くすればいいのかというと、それも正しくない。弱い刺激強度で最低閾値の刺激部位を探した後に、最大刺激に達する必要最低限の刺激を与えないといけない。これらのpitfallへの対処が不十分なために、誤って、伝導ブロックと判定し、慢性炎症性脱髄性多発根ニュローパチー(CIDP)や多巣性運動ニュローパチー(MMN)と誤診され、免疫グロブリン療法が行われてしまった症例をしばしば経験する。
感想 まさしく、小生も伝導ブロックを誤って指摘され、高価な免疫グロブリン療法やステロイドパルス療法が施行された苦い経験があります。本当に恐ろしいことです。