来月いよいよ2023-24シーズンが始まるMリーグですが、Mリーガー36名の所属団体での公式戦の状況を確認してみました。
チームは2022-23シーズンの順位順、選手は指名順です。
所属リーグの横にタイトル名が記載されてる選手は、タイトル決定戦出場の前提となるリーグに所属している事を示しています。
女性の場合は、女流のAリーグ所属という意味です。
赤字はトップリーグ、つまり最高峰タイトル獲得の可能性のある選手で、太字は過去にタイトルを獲得した事を示します。
ここで言うタイトルとは、鳳凰位、最高位、雀王、将王、令昭位、女流桜花、女流最高位、女流雀王になります。
渋谷ABEMAS
多井隆晴 RMU令昭位戦Aリーグ 令昭位
白鳥翔 連盟鳳凰戦A2リーグ
松本吉弘 協会雀王戦A1リーグ 雀王
日向藍子 最高位戦B2リーグ
KONAMI麻雀格闘倶楽部
佐々木寿人 連盟鳳凰戦A1リーグ 鳳凰位
高宮まり 連盟鳳凰戦D2リーグ 女流桜花
伊達朱里紗 連盟鳳凰戦C3リーグ 女流桜花
滝沢和典 連盟鳳凰戦B1リーグ
TEAM RAIDEN/雷電
萩原聖人 連盟公式戦不参加
瀬戸熊直樹 連盟鳳凰戦A2リーグ
黒沢咲 連盟鳳凰戦A2リーグ
本田朋広 連盟鳳凰戦C1リーグ
EX風林火山
二階堂亜樹 連盟鳳凰戦B1リーグ 女流桜花
勝又健志 連盟鳳凰戦A1リーグ 鳳凰位
松ヶ瀬隆弥 RMU令昭位戦Aリーグ 令昭位
二階堂瑠美 連盟鳳凰戦C1リーグ 女流桜花
U-NEXT Pirates
小林剛 麻将連合μリーグ(将王) 将王
瑞原明奈 最高位戦女流Aリーグ 女流最高位
鈴木優 最高位戦A1リーグ 最高位
仲林圭 協会雀王戦A1リーグ 雀王
KADOKAWAサクラナイツ
内川幸太郎 連盟鳳凰戦A2リーグ
岡田紗佳 連盟鳳凰戦C3リーグ
堀慎吾 協会雀王戦A1リーグ 雀王
渋川難波 協会雀王戦A1リーグ 雀王
赤坂ドリブンズ
園田賢 最高位戦A1リーグ 最高位
鈴木たろう 最高位戦A2リーグ
浅見真紀 最高位戦C3リーグ 女流最高位
渡辺太 最高位戦B1リーグ
セガサミーフェニックス
魚谷侑未 連盟鳳凰戦B2リーグ 女流桜花
茅森早香 最高位戦女流Bリーグ
東城りお 連盟鳳凰戦E1リーグ(来季D3に昇級予定)
醍醐大 最高位戦A1リーグ 最高位
BEAST Japanext
猿川真寿 連盟鳳凰戦A2リーグ
菅原千瑛 連盟鳳凰戦C1リーグ 女流桜花
鈴木大介 連盟プロ入り直後の為?不明
中田花奈 連盟鳳凰戦E1リーグ(来季E2※に降級予定)
※E2リーグより下のリーグは無し
こうして見ると、U-NEXT Piratesが充実していますね。
男性が3冠の可能性がある上、瑞原さんにも女流最高位の可能性があります。
他のチームは良くて3つか2つ、男性にはタイトルの可能性が無いチームも複数あり、雷電に至っては公式リーグ戦タイトル獲得の可能性はゼロです。
団体別に見ると、2名しか参加していないRMUが2人共Aリーグなのは当然として、協会はMリーガー4名全員が雀王戦A1リーグと少数精鋭である事が分かります。
対して、玉石混淆で何でもありなのが連盟。
Mリーグ参戦前の時点で最下級リーグへの降級が確定している選手も居る有様です。
これは決して麻雀業界にとって良い事では無いと思います。
幾ら、公式戦ルールと異なり、一発、裏有り、赤有りで、運に左右されやすいMリーグルールとは言え、幾らエンタメとは言え、最下級リーグの選手が活躍してしまうと、公式リーグ戦の階級に意味はあるのか?という話になってしまうからです。
昨季E1リーグの選手がプラスの成績を残しましたが、あれならだれでも勝てるというくらい、毎回良い配牌でツモも良いという中での話でした。
来季もこのような良い偶然が、特定の1人どころか2人の選手に起きるようだと、仕込みを疑いたくなってしまいます。
Mリーグや麻雀界の健全な発展の為には、全く通用せず、早々に退場頂くことが望ましいと個人的には思っています。
Mトーナメントで良く聞かれたフレーズ、「Mリーグ以外にも強い選手は居る」
それは、Mリーグが真の実力者のみを集めた「最高峰のブロリーグ」であった時にのみ成立するフレーズです。
実際には麻雀の実力的にはプロの中でも底辺かも知れない最下級リーグの選手が居るのですから、正しくは「Mリーガーだからと言って全員が強いという訳ではない」ではないかと・・・
もしくは、各団体で競っている麻雀とMリーグとは全くの別物と開き直るか。。。
残念ながら今現在Mリーグにタイトルホルダーは居ませんが、前○○位といった人は何人かいます。
今季幾つかのタイトルをMリーガーが獲って、「本当に強いプロもMリーグには何人か居る」と証明出来るでしょうか?