そして、後任のリカルド。
タイヤウォーマーが禁止される2024年用のタイヤテストでフェルスタッペンの0.7秒落ちのタイムで走った事が評価の決め手だったと言われています。
好走している事をホーナーが電話でマルコに伝え、すぐさまマルコはリカルド起用を決め、デ・フリースに解雇を通達したようです。
これ、大丈夫なんでしょうか?
来季のタイヤはコンパウンドは同じで構造が違うだけと言われています。
とすれば、何周かしてタイヤの温度を作動域まで上げられれば、今季のタイヤと同等のタイムで走れるはずです。
でも、0.7秒落ち。イギリスGPでは予選8位相当のタイムです。
アルファタウリAT04でフェルスタッペンRB19から0.7秒落ちなら、即決で間違いないですが、RB19ですからね。
ドライバーの腕だけで言うと、ぎりトップ10といった感じのペレスでも優勝出来るマシンRB19ですから、0.7秒落ちはだれが乗っても、ひょっとするとデ・フリースが乗っても出せたかも知れません。
勿論、タイヤテストなのでどこまで攻めた走りをしたのかはわかりませんが、冗談でラップレコードを狙うと言っていたらしいですから、そこそこマジな走りでしょう。
ルノーとマクラーレンでの苦戦を見る限り、リカルドはどんなマシンでもその限界を引き出すというタイプでは無く、遅くて合わないマシンだととことん遅いタイプのドライバーのように思うのです。
そして、AT04は間違いなくグリッド上で最遅のマシンです。
合う合わないは分かりませんが、最悪の場合、デ・フリースのように角田に太刀打ちできず、最下位争いの常連なんて事になるかも知れません。
F1復帰が決まったリカルドを待ち受ける茨の道。アルファタウリの今季マシン”AT04”は、最も苦手とするタイプのマシンではないのか?
ダニエル・リカルド、アルファタウリF1のAT04との相性は最悪?
そもそも今リカルドなら、最初からリカルドで良かったのではという声もネットにはあるようです。
リカルドとしては、
・シーズン開始前は2024年に中団の上位チームに移籍できる可能性がもう少し高いと思っていた。
・シーズンが始まってその余地は皆無に等しい事に気付いた。
・アルファタウリであれば、レッドブルへの道もゼロでは無い上、失敗してもデ・フリースより上という評価で良いのでハードルは低い。
という事で受け入れたように思います。
それと、アルファタウリが今後はベテランと若手のコンビで行く方針に変えたらしいという部分もリカルド起用には大きかったかも知れません。
リカルドについて、ここまで懐疑的になるのはマルコの眼力を全く信用してないからなのですが。
レッドブルへの道を夢見るリカルドですが、そのマルコはペレスの後任にランド・ノリスに狙いを定めたようです。