F1 2023シーズン 開幕3戦を終えて 雑感 | masashik0305のブログ

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ジャンルを問わず、思い付いた事、気になった事を書いていきたいと思います。

とは言え、自作PC関係の話やF1関係の話、ドラマの話なんかがメインになると思いますが。

F1 2023シーズンが開幕し、3戦が終わりました。

 

結果はレッドブルが2連連続1-2を含む3連勝、アストンマーチンのアロンソが3戦連続3位。

 

レッドブル

 

今年のレッドブルのマシンRB19はリアがしっかりしていてどちらかと言うとペレス向きのマシンと言われていますが、そんなマシンでもフェルスタッペンの速さは圧倒的です。

 

とは言え、ラッセルの言うようにフルポテンシャルを解放していないという事は無いでしょう。

もしそうなら、第2戦で抜きに掛かるフェルスタッペンと逃げるペレスで後続との差がもっと付いたでしょうから。

絶頂期のメルセデスはやっていたのかも知れませんが。

 

さて、2人のドライバーですが、同じ条件ではペレスに勝ち目は無さそうに見えます。

今後のアップデートでフェルスタッペンの好みに近付けて行くでしょうから、そのマシンでペレスがどれくらい走れるかでコンストラクターズは決まりそうです。

 

フェラーリ

 

昨年2位のフェラーリは予選1発はレッドブルに迫る速さはあるものの、そのセッティングでは決勝ですぐタイヤがダメになる事も有り、メルボルンでは決勝重視のセッティングに変えて来ました。

結果、予選は振るいませんでしたが、決勝ではこれまでより多少マシという感じでした。ルクレールはすぐ居なくなってしまいましたが。

 

ビノット放出で技術チームのモチベーションが下がっているとも噂され、これからのアップデートの方向性が心配されます。

 

メルセデス

 

1,2戦終えて、コンセプトが間違っていたとか僕の方が正しかったとか、トトやハミルトンに言われ放題だったメルセデスW14ですが、第3戦 間違っていると自分が決め付けたマシンでハミルトンが2位表彰台。

必ずしもコンセプトの問題では無く、コース特性やセッティングの問題の可能性が浮上してしまいました。

 

ラッセルのPUが火を噴いた事から、PUも攻めたセッティングだったのかも知れませんが。

 

今後、宣言したように振り出しに戻るリスクを承知でマシンの方向性をガラッと変えるのか、今回の好成績で方向性を変えずにアップデートを加えていくのか、要注目です。

 

アストンマーチン

 

3戦目にして初めてレッドブル以外のマシンに負けてしまいました、

シーズン中の開発能力は未知数ですから、終わってみればコンストラクターズ3位をフェラーリと争っているような気がします。

 

アルファタウリ

 

一芸に秀でたウイリアムズのマシンであれば、今回のメルボルン、次戦のバクー、高速コースのモンツァなど、コースによっては十分ポイント獲得を狙える訳ですが、そんな尖ったところも無く、どんなサーキットでも安定して遅い、グリッドで10番目に速いマシンAT04。

相対的な競争力では昨年下回っている印象です。

そのAT04を2戦連続で11位に導いた角田君。頑張ってます。

メルボルンも実際には11位でしたが、サインツのペナルティで10位初ポイントを獲得しました。(パチパチ)

 

AT02まではまあまあマシンだったのに、AT03から急激に遅いマシンになったというのは、レッドブルの60%風洞への移行が上手く行っていないのでは無いかという気がしています。

風洞では良いデータが出ているので、エンジニアはトストに良い事を言い、実際に走らせると実は激遅で、トスト激怒!という事かと。

 

そんなダウンフォースは少なくドラッグは多いという二重苦のAT04。

ドラッグを増やさずにフロアでのダウンフォース増加を狙って今回アップデートしたフロアを投入した訳ですが、角田君の判断で予選以降は旧フロアで走っており、新フロアで走ったデ・フリースも速くなく、アップデートは不発説も流れています。

(角田君は低速では好感触と言っているようですt@。)
 

大騒ぎされて加入し、期待も大きかったデ・フリースですが、これまでのところ全く良いところを見せられていません。

メルボルンの決勝でのファステストは角田より0.6秒くらい速いのですが、常時後ろから追い立てられていた角田と前とも後ろとも離れてほぼクリーンエアの中を走っていたデ・フリースでは状況が違い過ぎて比較にならないでしょう。

 

よく考えれば、昨年9位になったのは直線番長ウイリアムズの得意なモンツァ。

今の状況を見ていると、たまたまウイリアムズのマシンにハマるコースだっただけで、騒ぐような走りではなかったという気がします。

 

個人的にはデ・フリースについては以前から過大評価され過ぎで騒ぎ過ぎだと思っていますが、今後AT04でどこまで走れるか、見ものです。

 

そのAT04、オーストラリアGPでの最高速はスピードトラップ地点で、角田が318.7kmで7位、1位はピアストリの325.5km/h、2位がサージェントの325.4km/hでした。

各セクター毎のトップスピートでは角田がトップから7.2km/h差の14位、25.7km/h差の16位、7.1km/h差の16位、デ・フリースは全体で見ると角田より多少マシですが、それでも最高速が伸びないマシンである事は明らかです。

 

次戦は高速コースですから、今のドラッギーなマシンを何とかしないといけませんが、今回のアップデートもドラッグ解消は元々狙っていませんから、バクーに向けて対策しないといけません。
 

が、今回のアップデートの効果も分析出来ていないところに新パーツなんて投入できるのか。。。

兎に角技術チームに能力の高い人材の居ないアルファタウリ。

今後のポイント獲得は期待薄かも知れません。

 

そういう意味では、今回ハースがヒュルケンベクの7位を6位にするべく異議申し立てをしたように、角田君の10位を8位または9位にするべく異議申し立てをして欲しかったですね。

 

マシンでドライバーに応えられないなら、せめて姿勢で応えて欲しいところです。

尤も、そういう過去の事例やルールを調べて進言する人材も居ないんでしょうけど。

 

角田君をまともな車に乗せてあげたいですね。

 

[追記]

メルセデスやフェラーリがダメな理由も分かってるらしい、専門的に空力を学んだ訳でも無い素人空力オタク(言ってる事が正しいならメーカーが放っておかないでしょう)にここまで言われるアルファタウリの技術チーム、ちょっと可哀想になります。