先日、リンクのような記事を見掛けました。
部下から嫌われる「好感度の低いリーダー」に共通する口グセとは?
低好感度リーダーに共通する口グセが書かれているようには思えませんでしたが、リーダーは「1円」たりとも生み出していないという件は全くその通りだと思います。
リーダーは「1円」たりとも生み出していないにも関わらず、そのポジションに居る理由を証明する義務があると思います。
例えば、現場の人間に交じって売上げを上げる、部下の売上げに貢献するようなアドバイスを送る、部下を昇進させる、ノルマに対する上からのプレッシャーから部下や組織を守る、なんでもいいのです。
ですが、「俺はリーダーに抜擢されたから優秀なんだ、偉いんだ」と勘違いして、自分の出世しか考えないリーダーの如何に多い事か。
部下はリスペクト出来ない上司のいう事は聞きません。
部下が新人だらけの組織ならいいでしょう。新人と比較すればリーダーになるくらいの社歴が有れば誰だって凄く優秀に見えますから。
問題は、年齢の近いシニアな部下しか居ない場合です。
「シニアな連中は言う事を聞かなくて困る」
シニアだから言う事を聞かないのでは無く、そのリーダーがプアでリスペクト出来ないから、リーダーの言う事より自分の経験を優先しているだけです。
言う通りにして、失敗した時の責任を取ってくれるのであれば、聞いてみても良いですが、この言う人に限って、部下に責任を押し付けるものですし。
上の「1円の生み出していない」事の意味を理解していれば、このような事にはならないのでしょうが。
そういう人事をし会社にも責任はありますよね。
私の知る、上のような事を言うリーダーが居た組織は、その上が輪を掛けた無能で、組織の売上げを5年で1/5にするという快挙を達成しました。
その間、リーダー達は部下を切り売りして保身をはかっていたので、組織の規模は半分近くまで縮小してしまいました。
リーダー+10人で100売っていた組織が、リーダー+5人で20しか売れない組織になったという事です。
相変らず、1円も生み出さないオーバーヘッドは居るのですが。
その上は、その5年間の初めの頃、低い評価を付けられ、それに憤慨していたようです。
私に言わせれば、クビにならないだけマシだったと思うのですが。
クビにしていれば、5年で売上け1/5なんて惨劇は回避できたとも言えますが。
その後、その会社そのものの売上げも激減してしまったので、会社全体がそういうリーダー達に汚染されていたという事なのでしょうね。
景気が後退すると、業務とは別方面のスキルで出世する人間が増え、益々ダメになるというネガティブスパイラルに陥るように思うのは気のせいでしょうか。
ちなみに私が思う、部下から嫌われる「好感度の低いリーダー」に共通する口グセは、「どうすんだよ!」です。