お世話様です、地域おこし協力隊サトウマサルです。
6月末に投稿してから、長いこと空白期間がありまして失礼しました。
お陰様でサントリーとの契約栽培のブドウ畑の収穫・選果・発送が無事終了しました。
※一応再度説明。
現在伊佐沢地区ではサントリーとワイン用の葡萄「カベルネ・ソーヴィニヨン」の契約栽培をしております。
約26a程の面積に約400本のカベルネ・ソーヴィニヨンの樹が植えられており、その整備をさせてもらっております。
そんな訳で、6月から追ってご説明いたします。
6月:
幹と枝をT字型に誘引し、新鞘の誘引作業を実施しました。
新鞘と新鞘を15cm程度に空間を開けて伸びた鞘が「櫛の歯」状態になるように誘引します。
↓ こんな感じです。

新鞘は非常にもろく折れやすいので細心の注意を払って作業を実施しました。
6月の中旬以降は新鞘ののびる速度も非常に早く、同時に雑草の伸びる速度も非常に早くなっており、それらの草刈りも同時進行で実施いたしました。
7月:
7月に入ると葡萄も雑草も成長速度が更に早まり、作業の手が追い付かなくなってきました。
更に「副鞘」という余分な部位もものすごい速度で伸びてきました。
葡萄の実の結実も非常に順調に進み、一部にコガネムシによる食害の形跡やベト病(菌による病害)による被害の形跡も見受けられましたが、組合員の適切な防除・消毒により被害はごく軽微で済みました。
また、電気柵の組み立て・設置も実施しました。
8月:
この頃になると葡萄の実が色づく「ヴェレゾン」という現象が見受けられ、翡翠色の葡萄が濃い紫と群青色をあわせたような色調に変わっていきます。

<こんな感じに> ブドウの実に直接紫外線を当てて色づきをよくするためと、風通しを良くして病害虫やカビ・菌などの被害の軽減を図り葡萄の実を覆い隠している葉を取り除く作業を実施しました。
併せて、1本の鞘に多いところでブドウの実が4~5つほど房がなっているのですが、
それらを1ないし2房に間引きしました。これはブドウの凝縮度をあげるためです。
また、雑草にダニなど病気をもっている虫が潜んでいるので被害を防ぐために草刈の頻度も増やしました。
栽培者組合の組合長から手押し式の草刈機をお借りしたおかげで、草刈にそれまで3日ほどかかっていたのですが、この草刈り機のお蔭で半日で作業を終えることができるようになりました。
8月末には鳥による食害を防ぐために、テグスと反射テープを設置しました。

サントリーからの指導で 「コレが最も安価で効果がある。」との事でした。
9月:
8月までは好天に恵まれておりましたが、9月に入って台風の影響による長雨と低温に悩まされました。
結果、畑の中に「晩腐病」という病気が蔓延しました。
この病気にかかると果実がミイラのようにしわくちゃになり、当然ワイン用としては
全く使い物になりません。
結果論ではありますが、8月末の段階で雨をはじく紙をかける「笠かけ」をするべきだったと思います。
(これは来年以降確実に実施したいところです)
同時に腐敗果にショウジョウバエが湧くという2次被害が発生し、9月は腐敗果の除去作業に追われました。
10月:
晩腐病とショウジョウバエの被害は予想以上に深刻でしたが、天候も回復し心配されていた糖度も順調に上昇し、
収穫時には目標となる「糖度20度」をなんとかクリアできました。

そして迎えた収穫の日、10月27日。
午前中で収穫作業は終了し、午後からは腐敗果と健全なものとの選別作業を実施いたしました。


<ここから手作業で選果>
作業は翌日まで続き、10月28日の昼イチの集荷になんとか間に合いました。
当初の見込みではワインフルボトルで800本相当の収穫が見込まれていましたが、
概算ではありますがフルボトル換算で400本に少し届かないくらいの収穫となりました。
葡萄は長野県の工場に運ばれ、12月末頃に山形県長井市伊佐沢産のワインとなる予定です。
収穫を終えて思いました。
「感無量」
の一言です。
こごえるような寒い日も、
焼けるように暑い日も、
休みの日も、(天気が良ければ)土日も頑張って
結果病害虫が原因で予想の半分ほどの収穫でしたが、
なんとも言えない充実感を感じております。
(その後、気が抜けたのか盛大に風邪ひいて大変なメに会いましたが・・・)
今年は冬の訪れが少し早い予感がします。
今度は枝の剪定作業と雪囲いが待っています。
今度の日曜日(11月13日)にサントリー本社の方から指導にお越しいただく予定になっております。
しっかり指導を受けて万全の態勢で冬を迎えたいと思います。
尚、ワインは昨年同様12月末頃に出来上がるとの事です。
今から楽しみです♪