2022年(43回目)
最後のわがまま旅行 2022年5月8日 私の最後の一人旅になるのであろう。東北方面の資料を求めて、「博多駅の緑の窓口」に日程や鉄道切符の取得について相談したが満足な答えは得られなかった「紀伊国屋書店」では旅行に関する本は山ほど出ているが、私の満足できるものなかったが一冊だけ使えそうな本を購入した。 本をパラパラと見て、東北の一人旅は難しいと感じた。仙台から釜石に行き三陸鉄道に乗り換え、延々と鈍行電車に乗り北に向かって下北半島まで進むのである。泊まれる宿がどの地にあるのか見当もつかない。かといってこの歳で、野宿は体に応える。景勝地で写真を撮り、温泉宿でのんびりしたいのではなく、ただ、放浪し、現地の被害の大きさや被災者の気持ちに直に触れる機会に遭遇するかもしれないことを少し期待している。 今まで、一人旅は何度もしてきた。この旅は年齢がそうさせるのか、体力や精神力に自信がなく娘や息子の支援を必要としている。 大災害で大きく変わった暮らしの中で、悲しみを胸に抱いて生きて人達に少しでも近づき寄り添うことが出来たら嬉しいと思うのである。 そして、帰りは経験のない青森、秋田、新潟、金沢の裏日本を回って帰省できれば、東北一周のこの旅は終わりとなる。「八十路の扉を開けるまで」を閉じる 2022年5月9日 今日で80歳の誕生日である。「八十路の扉」を開ける日である。そして明日からは「八十路の扉が開けてから」の日となる。そして今日、2017年から5年半続けてきたブログを閉じるのである。 3年もの間、コロナ禍の中で家での巣籠り生活を余儀なくされ、新聞を読みあさり、テレビニュースを観、散歩に出て自然と触れ合い、書きたいものを探し求めた。 今では新聞の購読を止め、難聴の為、テレビも殆ど見なくなっている。この長い期間、ブログに興味を持ち、共に付き合ってくれた皆さんに感謝の気持ちで一杯である。 社会、自然、家族、自身の体調などについて、描いてきたが、ネタがなく書きたくない日もあった。そのためか、最近では「独りよがりのエッセイ」と言われるようにもなった。でも、どうにか表題の「八十路の扉を開けるまで」まで辿り着くことが出来た。 皆さん! 今までご支援有難うございます。今後は、ブログを閉じて自分だけのエッセイに身を委ねたいと思っています。最後に「メメント・モリ」のラテン語の言葉を書いておきます。 「直訳すると“死を想え”という言葉らしい 生きるということは死と一体であり、死を意識することによって、人生をより豊かに生きることができるのである」この言葉を皆さんに送ってお別れとしましよう。