つむら跡地

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朝だ。今日もまた一睡もせずに朝が来てしまった。

 

 

 

昨日は学校をサボってしまった。

 

昼に起きて、バイトが始まるまで永遠にベットの上で思考をやめてしまった。

 

バイトは欠員が出たので夜中まで6時間みっちり労働。

 

花金の飲食で勝手に休むなよ、高校生。

 

 

 

夜勤終わりはコンビニで缶コーヒーを買って飲むことにしている。

 

この時間が一番幸せだ。

 

他に何かを成し遂げる事のない日常で、唯一このコーヒーだけが自分を労ってくれる。褒めてくれる。

 

 

 

 

そう言えばここ1年、いやもっと、誰からも言葉で褒められた記憶がない。

 

受験に落ちた。大学生活では何か結果を残したわけでも、そのための努力を重ねているわけでもない。

 

当たり前だった。100パーセント自分に非がある。高い学費をドブに突っ込んでおきながら図渦し過ぎる。

 

 

 

いつかの自分は何をどうして親や先生からお褒めの言葉をもらっていたんだろう。

 

全く思い出せない。

 

思い出せたとして、今同じ事をすれば、またその言葉をかけてもらう事ができるだろうか。

 

 

 

 

こんな意味のない徹夜さえ得意げに思えていた事は覚えている。今では虚しいばかりだけど。

 

今日もバイトだ。頑張ろう。缶コーヒーを飲むために。

 

 

おやすみなさい。