


旅の中頃、妻が行きたがるマチュピチュを軽視してそんなことをほざいていたが、
結局訪れた。
観光用の交通手段を使い訪れたが、それらが存在しなかったら本当にすごい場所にある。
どれだけの時間をかけて造られたにしろ、
人の手によって造られたとは思いがたい規模と地形そして技術、
その労力は計り知れない。
見て回るだけでも平らな場所が少ないので相当疲れる。
かつて訪れた友達がマチュピチュに住みたいといった、
観光客が毎日の様に押し寄せなければ僕も是非住みたい。
眺めのいい段々畑に寝転がってみた、
クスコから来ると暖かい、
空を流れる雲、久しぶりに嗅ぐ湿り気を含んだ緑の匂い、
丁寧に重ねられた石垣を風が音をたてて吹き抜ける、
鳥のさえずり、ハエの羽音、
遥か下方を流れる川の音が途切れなく聞こえる、
沢山の観光客がいるが目を閉じ空想に耽る。
空想の行き着く先は謎・謎・謎。