今日から12月に入りました。
割合暖かく、過ごしやすかった11月でしたが
最近は冬が一気に駆け足で近づいているような外気になり、冷え込みます。
紅葉シーズンももう終盤ですね。




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 11月20日(水)、ホテルグランド富士において、私立保育、認定こども園などの園長の皆様19名と顧問3名(市議会議員)とで、懇談会が開催されました。

出席者の自己紹介、顧問の挨拶の後、富士市の保育を取り巻く状況や問題点について、意見交換を行いました。


主な内容

◆状況
・出生数は減少しているが、0〜2歳児の
 保育利用者の増加が加速している。

・小規模保育事業所や企業型保育所等
 の急増

・今年度待機児童は、初のゼロを達成した
 が、年度途中から待機児童は増加し、
 100名以上になる見込み。

・保育士不足により、確保が困難。
 しかし、保育士資格保持者は大勢いる。

 
◆問題点として

・保育利用者は増加となっているが、
 出生数の減少から、保育需要はいずれ
 減少すると考えられる。

・市単独補助金の廃止などにより、
 借入金をすることで園の負担が増え、
 経営が大変となっている

・依然として、公立と私立の給与格差は
 解消されていない。



◆今後として

 これらの意見交換を踏まえ、もう少し回を重ね課題を整理精査した上で、まずは市当局への要望書の提出、懇談の申し入れを求めていくことを確認しました。


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懇談を終えて…

 今年から民間保育園連盟の顧問に就任させていただきましたが、今回私立保育園の現状を聞き、まだまだやるべきことがあると感じました。




 待機児童ゼロの維持はもちろん最重要課題ですが、現場での慢性的な人手不足の解消には、就業継続するための保育士のモチベーション維持やスキル向上も重要なポイントと言えます。
富士市でも、子育て支援員研修(保育補助)などの人材育成や人材確保に取り組んでおりますが、まだまだ様々な面でサポート体制が足りていないのが現状です。



 一番大切な、子ども達の発達や成長を支援するのためにも、公立、私立を問わず、幼児教育の現場を充実させていく必要性を再認識しました。