少し前のことです。


出張先で同じ職場のOBの方に偶然お会いしました。


歩行する姿がおかしかったので、どうしたんですか?と聞いてみると、筋力がかなり落ちているらしく、椅子から立ち上がるのも大変だそうです。


足が弱らないように散歩をしていて、転んだこともあるそうです。


身体の筋肉が上手く動かしにくい私は、膝と足首にサポーターをしてテニスやランニングができるようになりました。


そんなこともあって、身体が不自由になる辛い気持ちは人一倍分かるので、私が使っていないサポーターを差し上げました。


お金を払うと言われましたが、お断りしました。


先日、その方が職場に来てくれて、毎朝の散歩に使っていると喜んでいました。


すると昨日





お返しと言って大量のすき焼き肉をいただきました。


お肉をいただいたことはもちろんですが、同じ身体が不自由な者同士、私の思いが届いたような気がして嬉しかったです。


身体が不自由なことは、経験した者でしか本当の意味でその人の気持ちを理解することはできないと思います。


病気になったことで、私の身の周りにいる人を大切にするようになりました。


そうすることで、身体は辛くても、毎日を楽しく生きていくことができています。