中小企業に活力を | 今井アツシ奮闘記

中小企業に活力を

こんばんは。今井アツシです。今日は暦でいう大寒の日らしいです。確かに駅立ちしてると手とつま先が痺れて感覚なくなります。お隣の韓国でも記録的な寒さらしく、いけすの魚が凍死したそうで・・春の到来が待ち遠しいです。統一地方選挙が始まる頃は桜が咲いてるといいな。

日本経済も長い寒波に見舞われていて、今年の大学生の就職率は過去最低を更新しました。なかには面接さえ受けられなかった方もいるようで、就職浪人すると翌年はもっと苦戦を強いられるわけですから切実です。政府も対策として卒業してから3年以内の人を雇用すると、企業に奨励金を出す政策を昨年秋に閣議決定しましたが、・・もしかして、この奨励金目当てで、あえて今年の新卒をとらず既卒の人を採用した企業もあったのではないでしょうか。問題は奨励金は正規雇用1人につき3ヶ月の間10万円ずつ、そして3ヶ月経過後さらに50万円が支給される・・でもその後で解雇したり、非正規雇用にすることについて、罰則や奨励金の返還が義務づけられていないようで・・それって、また新手の大企業に対する大判振る舞いのバラマキ政策ではないかという疑念がわいてきます。

それに加えて求人のミスマッチが際立ちます。巨大企業の求人倍率は0・2倍、大企業0・47倍 しかし中企業の求人倍率は4.2倍、零細企業はなんと34倍・・要するに巨大企業は5人に1人しか入れない狭き門なのに対して、中小・零細企業はぜひとも新卒者に来て欲しい・・

もちろん今の若者のブランド信仰が大きな要因のひとつではあると思いますが、なにより中小企業と労働者に対してもしも倒産などした時のためのセイフティーネットが構築されていないのが最大の原因でしょう。
日本の労働人口にしめる中小企業労働者の割合は6割を超えています。
ごく一部のいわゆる「勝ち組」だけのために手厚い保護がなされています。

大阪は中小企業の町・・毎日朝の早い時間から夜遅くまで地道に一生懸命頑張っておられます。
中小企業に活力を呼び込む政策こそが日本再生の第一歩だと思います。