まさみの解説ノート

まさみの解説ノート

健康アドバイザー歴40年のまさみが健康情報を解説するノートです。
「妊娠中・生後半年の子供がいる」ママに知って欲しい!
ママが与える子供への影響、目に見えないリスクを避けるために出来ることを伝えたいと思います。

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さて、今回は「産後ダイエット」をテーマにお話ししたいと思います。
多くのママが出産後に悩むのがダイエット。

「出産すると体重が増える。体型が崩れる。」
そんな風に皆さん思っているのではないでしょうか。

そんなことはありません。
体のメカニズムを考えると、産後こそ美しくなれる最大のチャンスなのです。

実は出産後に表れるホルモンの変化と授乳によるエネルギー消費は、上手に向き合うことで出産前よりも綺麗になることができるのです。
信じられないかもしれませんが、これは体の働きを考えると紛れもなく事実なのです。

じゃあ、なぜ多くのママが出産後に体型の崩れに悩むのか?
答えは簡単です。最大のチャンスを「活かす方法」を知らないからです。

今回はそんな「チャンスを活かす方法」をご説明したいと思います。
この産後のダイエット方法は非常に簡単です。
私は今まで40年間、健康アドバイザーとして多くのママたちから相談を受けてきました。
その中でお教えしてきた方法が、この「まさみ式産後ダイエット」です。
そして、必ずと言っていいほど「ちゃんと痩せられた」と喜んで頂けます。
なぜならば、簡単だから続けられるというのが最大の理由です。

せっかくの美しくなるチャンスです。
シンプルな方法なのでぜひ実践してみてください。

それでは順番に説明していきます。


産後ダイエットと普通のダイエットは全くの別物

まず最初に理解して頂きたいのが「産後ダイエットと普通のダイエットは違う」ということです。
一般的なダイエットのイメージは「食事制限」や「運動」による減量だと思います。

しかし、産後の授乳期はどちらも行えない状態です。
食事制限を行えば、必要な栄養素を摂ることが難しく、母乳に大きな影響を与えるだけでなく、ママの体にとっても良くありません。
また運動による減量も忙しい授乳期には体力的にも時間的にも厳しいものになります。

最近では「骨盤矯正」による産後ダイエットもよく目にします。
出産により拡がってしまった骨盤を矯正することで、体型を整える方法です。

この方法は確かに体の構造を考えた上では効果的なものです。
しかし、素人が自分の判断で行うと逆に骨盤を歪ませてしまうので、専門家の指導が必要です。
これは生活が一変し、忙しいママには難しいことかと思います。
また産後3~6ヶ月後には骨盤も硬くなってしまうので、時期も限られてしまいます。

だからこそ、産後ダイエットを成功させるには全く別の考え方が必要なのです。

まさみ式産後ダイエットでは「食べてはダメ、我慢しなさい」なんて言いません。
むしろ、授乳・育児に必要な栄養素を摂るため「食べなさい」と言います。

そして「しっかり運動を頑張れ」なんても言いません。
そもそも授乳期の育児はものすごいエネルギーを使います。
このエネルギー消費を上手くダイエットに活用するのです。

まずはこの考え方の違いを分かって頂ければ、いよいよスタートラインです。


産後ダイエットのゴールまでの道順をちゃんと意識する

スタートラインに立って、まず行うことは目標設定です。
多くのママがこの目標設定で間違いをしてしまいます。

産後ダイエットの最初の目標は「出産前の体重に戻す」ことです。
それはだいたい平均して「マイナス5kg」です。

これを最初から「10kg痩せたい」と思ってしまうと間違いなく挫折します。
まずは5kg痩せることを目標としましょう。

その方法が成功すれば、同じことを続けていけば良いのです。
まさみ式産後ダイエットの「簡単だから続けられる」という強みがここにあります。

何とか頑張って食事制限と運動で一時的に体重が減ってもリバウンドしては意味がありません
減らした体重を維持出来る、さらに続けていけるから出産前よりも美しくなれるのです。

まずは今より「マイナス5kg」を目標としましょう。

そして焦ってはダメです。ゆっくりとなだらかに減らしていきましょう。
急に減らした体重は、ボールのように跳ね返ってきます。

授乳量の多い、産後6ヶ月までのママでいうと、目安は「1週間に0.5kg、1ヶ月で2kg以内」です。
ゆっくりと3ヶ月かけて達成していくのです。
また産後6ヶ月以降のママはさらにゆっくりと焦らず「1ヶ月1kg」で5ヶ月かけていきましょう。

「えーそんな長い時間かかるのは辛い」と思うかもしれませんが、ご安心ください。
そもそも、まさみ式産後ダイエットは辛くありません
これから始めてずっと続けていける方法なのですから。

この目標設定をしっかりと心の中に決めてください。
普段からカレンダーやお手洗いなど普段から目に触れる場所に今月の目標体重を書いておくと、常に意識に入ってくるのでオススメです。
旦那さんに体重を知られたくない場合は「今月マイナス1kg!」と書くだけでも良いと思います。
意識に入ることが大切です。

目標体重とペースが分かったら、いよいよスタートです!


まさみ式産後ダイエットでやることは2つだけ

さぁ、まさみ式産後ダイエットの方法についてご説明します。
「簡単だから続けられる」と何度もお話ししたように、非常にシンプルな方法です。
ずばり!やることは大きく分けて次の2つだけです。

食べ方を変える
食べ物を変える

たったこれだけです。
この2つを生活習慣の中に自然と取り入れるだけで産後ダイエットは成功します。
そしてその後も続けることで自分が理想とする体型になり、出産前より美しくなれるのです。

「食べ方ってやっぱり量を減らすんじゃないの?」
「食べ物を変えるって何か好きなもの我慢しなくちゃいけないんじゃないの?」

いえいえ、そんなことはありません。
食べ方というのは、食事のときに「どんな順番で食べるか」「1日に何回食事するか」だけです。
そして食べ物を変えるのも「好きなものを我慢する」ことではありません。
普段の食生活に「ある食品を食べるようにする」だけです。

今までも多くのママが無理なく続けて、達成できた方法です。
この2つとも同時に実践するからこそ、効果を発揮するのです。
順番に説明しますので肩の力を抜いてお聞きくださいね。


太る食べ方から痩せる食べ方にする

まずは「食べ方を変える」から説明しましょう。
最初のポイントは「食べる順番」です。

食卓に並んだ、ご飯、おかず、野菜、汁物をどういう順番で普段は食べていますか?
実はここに太る食べ方と痩せる食べ方があるのです。

正解をお教えします。ダイエットしたいなら順番はこうです。
野菜→汁物→おかず→ご飯
この順番がポイントです。

これがなぜダイエットに良いか、体のメカニズムをご説明します。
この方法は最近だとスローフードダイエットや低インスリンダイエットなんて呼ばれ方をしているものです。

皆さん、血糖値という言葉を聞いたことはありますか?
簡単に言ってしまえば、体内のブドウ糖の数値を示すものですね。
食べ物を口にすると消化を行い、ブドウ糖に変えて、活動するエネルギーとなります。
この際に血糖値が上昇します。

このときポイントになるのが、インスリンというホルモンです。
インスリンは食べ物から得たブドウ糖を細胞に運ぶ人だと思ってください。
ただこの人、困ったことに余ったブドウ糖は「もったいない」ってことで中性脂肪として貯めようとするんです。

そこで極端に分かりやすく言ってしまうと、急激な血糖値上昇はインスリンの働きにより、太ってしまうという仕組みがあるのです。

「ゆっくりとよく噛む」と痩せるというのも、同じような原理です。
よく噛んでゆっくり食べることで、インスリンを少しずつ分泌することで脂肪をつきにくいようにするというわけです。

「ゆっくりよく噛む」ことも大切ですが、それ以上に重要なことがあります。
それが食品それぞれで、血糖値をあげるスピードに違いがあるということです。

だから、大切なのは「どんな順番で食べるか」ということです。
白米などの炭水化物は血糖値があがるスピードが早いのです。
逆に野菜やお豆腐などは遅いというわけです。

なので、産後ダイエットを成功させるには、
野菜→汁物→おかず→ご飯
という食べる順番をすることが大切です。

もし細かく食品ごとの血糖値を上げるスピードの違いを知りたいときは、「食品 GI値」という言葉で検索してみてください。
一覧表でそれぞれのスピードの違いが分かると思います。

さて、話をもとに戻しましょう。
食べる順番と同じく、食べ方でもう一つ大切なのが、食べる回数です。
普通は1日3食かと思いますが、まさみ式産後ダイエットでは1日5食をオススメしてます。

朝・昼・夜の3食の中に、朝と昼、昼と夜の間に食べるのです。
そうは言っても、間食して全体量が増えては意味がありません。
3食分の食事を5回に分けるイメージです。
食べる量も朝から夜にかけて減っていくのが理想ですが、出来る範囲で結構です。

間食をする=空腹状態を出来るだけなくすことで、血糖値の上昇・下降の波を穏やかにするのが目的です。
授乳期には生活のリズムが乱れがちなので、3食を規則正しいリズムで食べるのも難しいかと思います。
簡単に言ってしまえば「お腹が空く前にちょっと食べるようにする」ということです。

間食のときには、スナック菓子などはNGです。そもそも母乳への影響からもオススメできません。
オススメなのはサラダやお豆腐などの血糖値の上昇が穏やかな食品ですが、手間をかけずに続けられるものにしましょう。

ここで一番大切なのは「1日分の食事を5回に分ける」ということです。

この「食べる順番」と「食べる回数」が産後ダイエットにオススメの食べ方なのです。
これらの食べ方が自然と食生活の中で慣れてくると、不思議なことに食べる量自体も減ってきます。
「食べちゃダメと我慢する」のではなく「自然と必要分だけになる」というわけです。

ただ、この食べ方を変えるだけでは、産後のチャンスを活かすことが出来ません。
もう一つの「食べ物を変える」を必ず一緒に行うことが必要不可欠です。


脂肪を燃焼する基礎代謝をあげる食品を食べる

まさみ式産後ダイエットのもう一つのポイントは「食べ物を変える」ということです。
これは先ほどの「食べ方を変える」よりも、とても簡単な話です。

結論からお話しすると、「ある食品」を食べるようにすれば良いのです。
その食品というのがショウガです。

「え、ショウガを食べるだけでいいんですか?」

はい、その通りです。
これも体のメカニズムから解説したいと思います。

痩せるためには、脂肪を燃焼してエネルギーを消費することが欠かせません。
「運動しましょう」と言われるのも、同じ理由ですね。

でも、実は同じ運動をしても、人によって効果が違いますよね。
痩せやすい人と痩せにくい人がいるのはなぜでしょうか?
この違いになっているのが「基礎代謝」です。

基礎代謝とは簡単に言えば、何もしなくても、寝ているだけでも消費するエネルギーです。
この基礎代謝が高い人のほうがエネルギーの消費量も多く、ダイエット効率が高いのです。

じゃあ、基礎代謝を上げるにはどうすれば良いのか?
これまた簡単なお話です。新陳代謝を活性化すれば良いのです。
ちょっと難しい言葉ですが、簡単な言い方をすると、古いものを出して新しいものに変えていく力ですね。
汗をよくかく人を「新陳代謝が良い」と表現したりしますね。

そこで出てくるのがショウガの力です。
ショウガを食べると体が温まるイメージがありませんか?

まさにそれがショウガの「基礎代謝を上げる力=ダイエット効率を高める力」なのです。

ショウガの辛味成分であるジンゲロール(またはショウガオール)には体内の血行を促進して、基礎代謝を高める力があるのです。

常日頃からショウガを食べていることで、何もしなくても脂肪を燃焼してくれる力を高めるのです。

「でも、運動しなくてもいいの?」

はい、そうなんです。
産後がダイエットのチャンスというのは、そこにあります。

時間的にも、体力的にも余裕があるママは、運動して頂いてもいいですが、多くのママは中々そんな余裕はないかと思います。

でも、ご安心ください。
授乳期には母乳を作り出し、与えるだけでもエネルギーを消費します。
そして、育児と家事をするだけでも体力的には辛いほど消費しているのです。

さらに赤ちゃんの体重を考えてもみてください。
抱っこするだけでも腕や体の筋肉はエネルギーを消費しているのです。

せっかくの脂肪を燃焼させ、エネルギーを消費できるタイミングがたくさんあるのですから、無理に運動をしなくても効率を高めることで十分なダイエット効果を期待できるのです

これがまさみ式産後ダイエットのもう一つのポイント。
「食べ物を変える=ショウガを積極的に食べる」ということです。

しかも、授乳期にショウガがオススメなのは脂肪を燃焼させる力を高めるだけではありません。
そもそも血液の流れを良くしてくれるので、母乳を作る上でも良い効果があります。

母乳は血液から作られるのです。
ドロドロの状態で流れが悪い血液と、流れが良い血液とでは、どちらが母乳に良いかは一目瞭然です。

食べ方を変えることで、太りにくい習慣をつける
ショウガを食べて、脂肪を燃焼効率を高める

この2つを同時に行うことが、まさみ式産後ダイエットの方法です。
どちらも一緒に行うから、意味があるのです
片方だけでは順調な産後ダイエットは達成できないでしょう。

ただ2つ目の「ショウガ」を食べるというのは、いざ実践しようとすると中々難しいものです。
保存が出来るように加工されたチューブ状のものよりも、やはり自然なものを口にして頂きたいのが本音です。

だからこそ、いつもは「オススメの健康食品」という形で色々な商品を紹介していますが、今回はバッチリと「ショウガ」を紹介します。

今まで相談を受けたママたち皆さんにも実際に試して頂き、効果を実感して頂いているので自信を持ってオススメしたいと思います。


まさみ式産後ダイエットでオススメの「金時ショウガ」

産後ダイエットについてご相談を受けた際に、皆さんに食べて頂いたのが「金時ショウガ」です。
聞いたことがあるママもいるかもしれませんが、金時ショウガと普通のショウガの違いについて説明したいと思います。

金時ショウガは別名「ショウガの王様」とも呼ばれていて、実は先ほど説明したジンゲロールが通常のショウガの約4倍~8倍もあるのです。

つまり、脂肪を燃焼させる力を高める成分の量が、比べ物にならないほど多いのです。
これが「王様」と言われる理由ですね。

見た目はこんな感じで、普通のショウガよりも小さく、赤い色をしています。
TVなどで見たママもいるかもしれませんね。


ただ、一般のスーパーでは売られていないです。
それにショウガを毎日食べるのは結構、難しいですよね。

そこでオススメなのが「金時ショウガ末」です。


これは金時ショウガをそのまま粉末加工したものなので、簡単にお湯に溶かすだけでホットジンジャーとして毎日でも飲むことが出来ます。
息子の家ではチャイに入れて「ジンジャーチャイ」にして飲んでいるようです。

実際に「ホットジンジャー」にするとこんな感じになります。


また粉末になっているので、手軽に料理に加えて調味料として食べることもオススメです
例えば「豚の生姜焼き」「もやし炒め」「野菜炒め」「カレーライス」「けんちん汁」「鶏鍋」「ハンバーグ」「餃子」「うどん」「さばの味噌煮」等、ほんの少しだけ入れるとスパイシーな感じがして美味しくなります。

世の中には錠剤のようにしたものもありますが、やはり普段の食生活で食べ物として口に出来る、この粉末タイプがお気に入りです。

他にも粉末タイプの金時ショウガは販売されているのですが、私がこれを選んだ理由は安全性にあります。
まず無農薬・有機栽培で育てられた金時ショウガだけを使っている。
そして、無添加で製造されており「金時ショウガ系健康食品(特許3462839号)」として認められているからです。

授乳期にはママが口から体内に入れるものは、特に気を付けて頂きたい時期です。
しっかりと安心できるものを選ぶことが大切なポイントです。

ご購入はこちらから出来るようにしています。
ホットジンジャーであれば、1杯にそこまで多くを使わないので、100gで1ヶ月~2ヶ月分といった量ですね。

健康アドバイザーまさみへのご質問

最後に先ほど冒頭に紹介した「ホットジンジャー」のレシピを紹介します。本当に手軽なのでレシピと言っていいものか、迷うくらいですが。

【ホットジンジャードリンク】
1.マグカップに金時ショウガを小さじスプーン0.5~1杯加え、お湯を入れます。

2.お好みの量のハチミツを加えて、よくかき混ぜます。

3.ホットジンジャードリンクの出来上がり♪

他にも普段の料理の中で手軽に加えることが出来るので、ぜひ自由にお使い頂ければ幸いです。