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① GUCCIの歴史

Q.皆さんGUCCIというブランドをご存知でしょうか?

この質問に殆ど人が当たり前のように YES と答えるでしょう。

Q.ではGUCCIの歴史をどこまで知っていますか?

この質問に答えは分かれると思います。

GUCCIは1921年にイタリアのフィレンツェで設立された歴史あるブランドです。

創業者のグッチオ・グッチが自分の名前をブランドに入れた始めての人物でもあり、品質を保証するという言わばブランドの元祖である。
ここに消費者、、いや、お客様への配慮が伺える。

グッチオ・グッチは1953年にその生涯に幕を閉じる。

2004年にPPRの傘下となりLVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)がグッチグループの株式を10%も保有する形となった。

グッチオ亡き後には今まで色々な騒動が起きてきた。それでもグッチの伝統は受け継がれてきた。

2004年の買収劇以降、GUCCIの伝統は守られていくのか、

②1人のCEO

女性の方にこう質問してみよう。
Q.GUCCIは好きか?GUCCIを身に付ける男性は好きか?

この質問に NO と答える女性は少なからずいるだろう。

オートクチュールに人生をかけたイブサンローランやクリスチャンディオールのように女性の為のブランドではないグッチはそう思われても、いた仕方がないのかもしれない。

しかしグッチには"男のロマン"が隠されている。

グッチのCEO兼プレジデントは誰かご存知だろうか?

それはパトリツィオ・ディ・マルコだ。

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この男、正に情熱の塊。

彼は、大学時代に日本留学の経験がありプラダジャパンのCFOを勤めた後、プラダアメリカの社長に就任。
その後、ルイヴィトンアメリカのコミュニケーション担当兼副社長を経てグッチグループに移籍。グッチの傘下ブランド、ボッテガヴェネタを倒産寸前から立て直した事で一躍有名になる。
その後、現職のグッチCEO兼プレジデントに就任。

業界に詳しい人ならばわかると思うが彼は今までLVMHにいたのだ。

ここまでの経歴、経験のあるCEOはそうはいない。

だが言わばブランドを移り移ってきた彼にグッチの伝統は守れるのか?
と、疑問に思うだろう。

その答えは 守れる だ。

伝統とは何か、
伝統を守るというのはどういう事か、

私は彼の言葉でとても好きな言葉が幾つもある。

一つは『伝統を守る』という事は先人達が積み上げてきたモノに知恵を加えて新しいモノを作り続ける事だ。ただ同じモノを作る事ではない。

この言葉の説明として同じモノを作るのは簡単で、それをせず新たな挑戦をし続けてきたからこそGUCCIはGUCCIであり続ける事ができていると述べている。

グッチはほぼすべての商品をイタリア国内で生産している。その大半は完全に手作りなのだ。グッチのように売上高が30億ユーロを上回る規模の会社では唯一かもしれません。加えてグッチには長い伝統もあります。どの商品もクラフトマンシップに裏付けられた美しい物語があります。これらをすべて消費者に伝える必要があると彼は考えている。

もう一つにこんな言葉がある。

例えば日本では美しい漆塗りや着物の帯があります。これらは何十年にもわたって培われた伝統と職人技から生まれたものです。両方とも、その気になれば中国でつくることもできるでしょう。ですが本当に同じ品質を保てるでしょうか。そこに長年培われた文化は宿るのでしょうか。文化を培うには何十年もかかりますから、他の国に置き換えることは非常に難しい。我々が「MADE IN ITALY」にこだわる理由もそこにあります。

"MADE IN ITALY" こそグッチのDNAなのだ!

それは創業者のグッチオグッチが品質を保証したように彼もまたお客様の事を考えてだした結論なのだろう。

グッチには歴史があり、伝統があり、ロマンがあり、そこには美しい物語がある。これを消費者に情熱をもって伝える事でグッチはいく度の困難を乗り越えてきた。
グループが買収された時や2008年のリーマンショック時も伝統は守られてきた。これからも『伝統を守る』という事が成されていく事を彼も、そして世界中のグッチを愛するものが願っている事だろう。

『伝統を守る』
男たちが受け継いできた伝統という価値、DNA、そこには男のロマンがあるはずだ。