おはようございます。
2014年1月24日(金)です。
お天気は「晴れ」。
1月に入って12月よりも少し暖かい感じがしますね。
第49回PTOT国家試験まで後30日と成り、本当に月日が経つのは速いなぁ、と感じる今日この頃です。
受験生の皆さんも少し焦りが出てきているかもしれませんが、日々の努力が明日の自分を作っていくことを忘れず、コツコツ毎日頑張りましょう。

さて、本日の第48回PTOT国家試験の解答解説ですが、OT専門分野の午後問題12について解説いたします。

OT48-PM12
22歳の男性。頸髄損傷(第6頸髄節まで機能残存)。車椅子は床から390mmの座面に100mmの低反発素材のクッションを使用している。移乗は、車椅子から前・後方移動で自立し、ADLは環境整備の上で自立が見込めるようになった。1人暮らしを目的にした住宅改修を図に示す。正しいのはどれか。




1. ①入口のスロープ傾斜を1/8とした。
2. ②便座の高さを床から400mmとした。
3. ③移乗の車椅子操作ために回転半径を600mm確保した。
4. ④浴槽のふちの高さを洗い場から150mmとした。
5. ⑤テラスへの出入り口は埋め込みレールとした。

では、解説致します。

1.×:①入口のスロープ傾斜=1/12~1/15
2.×:②便座の高さ=床から490mm
3.×:③移乗の車椅子操作ために回転半径=最低750mm
4.×:④浴槽のふちの高さ=洗い場と同じ高さ
5.○:⑤テラスへの出入り口の埋め込みレール=段差の解消は重要=適切

以上のことから、正解は「5. ⑤テラスへの出入り口は埋め込みレールとした。」です。
日本の住宅環境と超高齢社会の到来と病気や障害を持ちながらも在宅生活を続けるという、21世紀の日本を考えると、住環境整備もリハビリテーション医療界では当たり前のことになりつつあります。
国家試験にも必ず1問出題されます。
頑張って学習してください。
では、本日もどうぞ宜しくお願い致します。