特に問題なく、いつも通りの日常が続く。

血液検査の結果は、クレアチニンの数値がゆっくりと改善しており、

赤血球の数も「若者並み!(先生談)」のようで、

とくに悪くない。

クレアチニンはそれでも正常値の3倍以上だが、

悪いときで8倍くらいの数値だったことを考えると、

何かしらが徐々に改善されているような気がする。

腎臓は回復しないというのが通説だが、今後果たしてどうなるか。

 

それとは別に、現在転職活動をしている。

現職がなかなかハードワークな仕事であること、

入社時点と現在では会社風土が変わりつつあること、

そして腎不全というハンディが、いずれ大きくなるだろうと見越して、

障害者採用枠での応募。

 

奇跡的に内定はいただけたのだが、もろもろ調整しているところで、

まだ転職は確定していない。

もし転職することになったら、現在の病院は夜間透析を

していないので転院することになる。

 

現在の病院では、馴染むという感じでもないのだが、

それでも慣れた病院が変わるというのは負担も大きくなりそうだ。

 

 

西日本での記録的な豪雨。

不自由な生活を送っている人も多いと思うけど、

透析患者にとっても他人事ではない。

 

透析の機器を動かす電気は当然のこと、

透析には大量の水を使用する。その量、およそ100から150L。

しかも水道水そのままではなく、フィルターなどを通した

特殊な水を使うので、その資材なども必要になる。

また、透析機器から血管をつなぐ管やフィルター、注射針なども

再利用せずに使い捨てなので、1回の透析に多くの資材が必要になる。

 

自分はそれほどでもないのだが、

中1日や5時間の透析を受けている人にとっては、

ルーチン通りの透析が受けられないと文字通り死活問題。

病院側もある程度は備蓄しているだろうし、

物資輸送も優先的な扱いになっていると思うが、

今現在心配しているひとたちに、

一刻も早く日常が戻ってくるよう願っている。

透析患者なら誰しもシャントを持っていると思うけど、

できてみないとわからないことも多い。

 

皮膚の上から見える血管はいっぱいあるけど、

シャントだけからしか感じられないのが脈動。

普通の血管に指を当ててみてもなにも感じないのが、

シャントに指を当てると明らかに脈動を感じる。

血管の中に血が流れている?のが感じられる。

サラサラというよりは、ドロドロした何かが流れている感じ。

細かく微振動?しているのがわかる。

 

聴診器で音を聞くことで状態を確認することもよくやるけど、

場合によっては聴診器を使わなくても音が聞こえることがある。

寝てるときに布団を通じてゴーンゴーンゴーンと音が聞こえる。

まるで工事現場の騒音のような感じ。一定のリズムで

音が聞こえることで、シャントが流れていることが感じられる。

 

それがすなわち、生きているということなんだろう。