皆さんお久し振りです。


もうあと少しで2009年も終わってしまいますね。


10代の頃は遅く感じた1年も、20代になると一瞬のように過ぎていくような気がします。


何だか少し切なく感じてしまいますね。


ところで皆さんは年末年始はどう過ごされますか?


初詣に行ったり寝正月だったり、はたまた仕事という方もおられるんではないでしょうか。


当然、管理人も運が悪いことに(?)年を跨いで仕事というスケジュールになってしまいました。


鉄道は公共交通機関として365日ずっと走っているので、仕事収めがないのが悲しい所です。


しかしその反面、電車を利用して初詣に皆さんが嬉しそうに行かれたりする姿を年初めから見られるかと思うと、


こちらとしても今から嬉しく思います。


特に小さなお子様には、精一杯サービスしなければなりませんね。


これは管理人の幼い時の記憶ですが、小さい頃に車掌さんや駅員さんに手を振ると、


必ずといっていいほど笑顔で手を振り返してもらったことがあります。


それが思い出となって、幼少期の憧れの職業の1つに鉄道業が入ったりするのかもしれませんよね。


自分は車掌として鉄道員として、お客様の安全を確保し、鉄道の発展に貢献していくのと同時に、


それと同じくらい子供に夢や希望を与えるのも非常に大事な事だと思っています。


何故ならばそうした子供達は将来の鉄道業界にとっての宝になるかもしれないからです。


でも、もちろん鉄道業界を目指さなくても全然いいんです。


電車が好きというだけでもいいんです。


ただそこから何かを感じ取って、ほんの少しでも自分が成長する糧にでもなればと。


ただ手を振り返したその瞬間に喜んでくれたら。


これほど嬉しいことはありません。


管理人にとっては、それがこの仕事を選んだ理由の1つでもあります。


というわけで今回はあまり裏話などはありませんでしたが、


新年を迎えても皆様に気持ち良くご利用頂けるように頑張ってまいりますので、


来年もどうぞよろしくお願い致します。


また、しばらく更新が滞ってしまいましたが、このblogも引き続きやってまいりますので、


御愛顧の程よろしくお願い致します。


それでは皆さん、よいお年を☆

基本的に列車には運転士と車掌が乗っていなければ、運転を行ってはいけません。

なので複雑な話しを飛ばしてしまえばワンマン列車やTX(つくばエクスプレス)等は特例で動いていると言っても良いワケですが、ではナゼ運転士は当たり前として、車掌までをも乗せなければ動かす事ができないのでしょうか。

それは車掌というものが、ドアの操作や車内放送・お客様への案内等といったサービス業務の為だけにいるのではなく、緊急事態が発生した時に列車の防護をするのに必要な「列車防護要員」だからです。

「列車の防護」という言葉はあまり聞き慣れない言葉ですが、分かり易く言えば「自分が乗ってる列車に事故が発生した際に、お客様の命を守り、被害の拡大を防ぐ為に他の列車が追突してきたりするのを防ぐ」ということです。

昔と違い列車本数が格段に多くなった現在では、「自分が乗る列車の後ろに既に次の列車が見えている」といった事も多く、運転間隔が短くなりました。

また高速運転を行うところも多く、それらの場所では何か事故が発生した時に、一刻でも早く追突防止の措置を講じる事で二次災害を防止するのです。

なので乗務員というのは毎月と言って良いほど異常時の訓練を行い、常に何かあった時の為に備えているのです。

車掌の仕事は「いつでもお客様の命を守る」こと。

その為に「列車防護」を行う。

普段はそんな風には見えませんが、そうした責任を持ちながら仕事をしているという事を知ると、また少し見方が違ってきませんか?
列車に乗ると必ず聞くのが車内放送です。

皆さんも、駅に着く前に「間もなく〇〇です」や「〇〇線は乗り換えです」といった放送をよく聞かれるかと思います。

都心を走る列車や地下鉄などは自動放送に切り替えられているところが多いですが、全国的に見てみると、まだまだ車掌が肉声で放送しているところが圧倒的です。

そんな今の車内放送事情ですが、車掌が直接、放送するようなところでは、よく聞いてみると喋り方から内容まで様々な"個人差"があることに気付きます。

まず1番分かり易いのが"喋り方"です。

これは皆さんのイメージにもっとも定着していると思いますが、「車内放送を思い起こして下さい」と言われると、少し低い声で鼻にかかったような、独特な言い回しの放送を思い起こされる方が多いのではないでしょうか。

あれは"車掌口調"と言って、何故か代々引き継がれてきた喋り方です。

管理人も「何故あんな独特な言い回しをするのか」疑問に思い、見習車掌の時に係長に質問したところ、昔できた列車の車内放送装置の感度があまりよくなく、色々と喋り方を試した結果、今で言われる"車掌口調"が比較的良かった為に定着したと聞かされました。

これは鉄道関係の本を読んだ時にも書かれていたことなので、おそらく信憑性はかなり高いと思います。

しかし車内放送は車掌口調でなければならないといった決まりはなく、むしろ「車掌口調で喋るのではなく、お客様が聞き取り易いように喋りなさい」と教えられます。

その甲斐あってか今では至って"普通"の口調で喋る車掌も増えていますが、面白いことに年輩の車掌と若手の車掌でこれはハッキリ分かれます。

やはり年輩の車掌は車掌口調で喋る人が多く、若手の車掌は出来るだけ分かり易く喋ろうとする人が多いのです。

更に乗り換え案内に関しても、乗り場だけを案内する人や、列車を限定して時間も付けて案内する人など様々です。

結局、車内放送に関してはマニュアルが無いワケではないのですが、その時の列車の運行状況や次の駅までの区間の長さ、またトンネルや鉄橋の有無(聞こえ易い場所で放送する)などの付加条件と、車掌のクセが相まって微妙に変わってくるのです。

皆さんも暇があれば、また車内放送に耳を澄ましてみて下さい☆
これはよく言われる話しですが、外国人の方が日本に来られてビックリする事の1つに、「決められた時間通りに列車が来る」ことがあるそうです。

管理人は外国の鉄道事情はよく知らないのですが、一部の国ではあまり時間通りに走っていないという話しを聞いた事があります。

では何故、日本の鉄道は時間通りに走るのか。

1人の鉄道人としての個人的な視点で推察してみたいと思います。

まず列車を走らせる為には俗に言う「ダイヤ」と言われるものを作ります。

これは「どの列車がどの時間にどこを走るのか」という基本的なものです。

そしてこれを作るのは通称「スジ屋」と言われる人々です。

ダイヤを作成するには列車の性能や走行する線路、また細かな条件(制限速度etc…)を加味する必要がある為、それなりの経験がある人でないと作れない、職人技的な仕事です。

そうやって色々と考えて作り出されたダイヤは、次に「運転時刻表」となって運転士や車掌に配られるワケですが、これがなんと5秒単位で記載されているのです。

例えば「〇〇駅 16時30分45秒発」といった感じです。
これを基にして運転士と車掌は列車の運転を行い、時間通りに仕事をしていきます。

つまりは「決められた時間通りに運転を行う乗務員」と、「全てを見越してダイヤを作るスジ屋」が上手く組み合わさって時間通りに動くといったほうが分かりやすいと思います。

勿論、線路の進路を構成したり、お客様の誘導・案内を行う駅員さんや、線路や電気・車両や設備を守る保守係員さん達がいる事も忘れてはなりません。

要するに日本の鉄道は「それぞれの職務の人間が各々に課された職責を全うする為に、プロフェッショナルとして働いている結果として時間通りに動いている」と言っても過言ではないと思います。

まぁ、でもあくまでこれはモノの1つの見方なので、違う視点で見ればもっと具体的な言葉も出てくるかとは思いますが、どちらかと言うと管理人はあまり話しが上手い方ではないので、ついつい話しが抽象的になってしまっていつも申し訳なく思います(苦笑)。

こんなblogですが、これからもヨロシクお願いします。

それではまた♪
こんにちは、makotoです。

車掌として列車に乗務するようになってから、駆け込み乗車をされるお客様を多く見るようになりました。

こちらとしても車内アナウンスで注意放送はするのですが、なかなか無くなりそうにありません。

なので今日は列車のドアについて少しお話しようと思います。

皆さんは駆け込み乗車をされた事はあるでしょうか?

管理人はこの世に生を受けてから駆け込み乗車をした事が無い…ワケではないですが、「ものごころ」がついた時からしなくなりました。

何故かというと、駆け込み乗車というもの自体がcoolじゃないからです。

駆け込み乗車をしようとして目前でドアが閉まってしまった時の、あの恥ずかしさ。

そして乗れたとしても、車内での周囲から注がれる好奇の目と、その後の戒めの車内アナウンスによる恥ずかしさ。

乗れても乗れなくても、結局は恥ずかしい思いをしてしまうからです。

更に鉄道会社に入社してからは列車のドアの秘密を知る事となり、余計に「駆け込み乗車はしないでおこう」と固く心に誓いました。

その秘密とは…。

実は列車のドアというのは1度、完全に閉まってしまうと開けられない(正確に言うと開けてはならない)のです。

皆さんの中にもご経験がある方がおられると思いますが、駆け込み乗車をしようとして手が届く目前でドアが閉まってしまい、「なんだよ、乗ろうとしてるのに。こんなに近いんだからもう1度開けてよ、血も涙も無い」と思われた方はおられないでしょうか。

実はあれ、車掌としては開けてあげたくても、列車の構造上の観点と、安全確保の観点からドアを開ける事ができないのです。

一度ドアが完全に閉まってしまうと、運転台に設置してある「知らせ灯」というものが点灯します。

この「知らせ灯」というのは「列車のドアが全て完全に閉まりましたよ」と運転士に知らせてくれる装置なのです。

これが点灯した事を確認すると、運転士はノッチ(車でいうアクセル)を投入して列車を発車させるのですが、もしもこの「知らせ灯」が点灯して運転士がノッチを入れた瞬間に、温情なんかで車掌がドアのスイッチを「開」にしてしまうと、列車が動き出したのと同時にドアが開き出し、車内でドアにもたれ掛かっているお客様は車外に放り出され引きずられるのです。

ならば「運転士が知らせ灯を確認するまでにドアを開けてくれればイイのでは?」と思われる方もおられるかもしれませんが、知らせ灯が点灯して発車するまでの時間は非常に短いのです。

中にはドアが閉まって知らせ灯が点灯した瞬間にノッチを入れる運転士もいるので、この数秒の間に反応してドアスイッチを操作するのは至難の技です。

下手をするとやはりお客様のお怪我に繋がります。

更に、もしドアに物を挟んで完全に閉まらない場合は、それを感知して「知らせ灯」は点灯しない仕組みになっていますが、それが細いものになってくると(指や傘といったもの)感知できずに点灯してしまうのです。

この場合、今度は挟まれたお客様が危険にさらされます。

勿論、車掌もドアを閉める時は目視で確認しているので、こういう時は列車が発車しないように措置を講じますが、カーブしている駅や両数が多い列車だとなかなか認識しづらいのも事実です。

なので定時運行の確保よりもお客様の安全を考えると、やはり駆け込み乗車は良いものとは言えません。

でも「急いでいる時はやはり駆け込んでしまう」というのが人間の"本能"だと思います。

ならばそういう時どうすれば良いか。

答えは1つです。

"本能"を"理性"で抑え、次の列車をお待ち下さい。

恥ずかしい思いをしない為にも、怪我をしない為にも。

また可能な限り管理人も1人でも多くのお客様に乗車して頂けるように優しいドア扱いを心掛けるので、是非ご協力をお願いします☆