まさきせいの奇縁まんだらだら

まさきせいの奇縁まんだらだら

原因不明の「声が出ない症候群」に見舞われ、声の仕事ができない中で、人と出会い、本と出会い、言葉と出会い、不思議と出会い…

瀬戸内寂聴さんの『奇縁まんだら』というご本を真似て、私の「ご縁」を書いてみようと思います。

「スタジオグラッドのホームページ」これ、LINKできないのかな・・・?

http://www.glad.jbrand-vvv.com/

超久しぶりのミーハーです。
最後に写真、載せときます。

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エミー賞で、2024主演男優賞を受賞された。

真田広之さん。

日本大学芸術学部映画学科演技コースの4コ上の先輩だ。

残念ながら、入れ違い学年で、私が入学する前の3月に卒業された。

確か、真田さんは2年次には理論評論に転コースされたので、コースは変わってしまったけど、私が在学中には、実物の真田さんを知る先輩方が大勢いらして、よく真田さんの話をしてくれたから、ああ、本当にここにいたんだなあ、なんて勝手に身近に感じていた。

真田さん達の代は、船越英一郎さん、橋爪純さんがいらして、なんともキラキラしい。

船越英一郎さんとは在学中に会ってお話ししたことがあって、船越さんももちろん20代だったけど、船越さんは今もその頃もずっと船越英一郎さんの顔なので、なんだかおもしろい。

橋爪純さんも、1999年のNHK大河ドラマ『元禄繚乱』の撮影で、少しだけお話しさせてもらった。たぶん「後輩です」と言ったと思う。共通の話題として、これ以外無いからだけど、橋爪純さんは爽やかな笑顔で、「へえ、そう」とにこやかに返してくれた。

真田広之さんとは、なんとその『元禄繚乱』の打ち上げの3次会、主演の中村勘三郎さん(当時は勘九郎)のご自宅で、もう家中に散らばってわやくちゃになったあたりの時間帯、なぜか2階の踊り場というか廊下に、笑福亭鶴瓶さんたちと座って飲んでらして、ちゃっかり一緒に写真を撮ってもらった。

その時の印象は、ものすごかった。

なんというか、遠目に見た時からものすごい色気を感じていて、帽子を被っていたので最初は誰だかはわからなかったのだけど、近づいただけで妊娠するんじゃないかと錯覚するほどのムンムンだった。

真田広之さんとわかり、妊娠覚悟で接近した(残念ながら妊娠しなかった)が、帽子の下の素顔は素朴というか作ってないというか、普通に真田広之さんだった。

もちろん、「後輩です」は忘れない。

酔った勢いで、大学で噂になっていたアホなこと(例えば「転コース」した真相、噂では洋舞のクラスがイヤだったとか)を聞いてみたりして、声を上げて笑ってくれて、うれしかった。(ちなみに洋舞は全く関係無かったそうな)

「ドラマ、出てましたっけ?」
「出てない」

と笑いながら冗談めかして言う記憶の中の真田さんは、自慢の宝物だ。

(誰にも伝わらないのが残念・・・)

それにしても、ものすごい色気だった。

後にも先にも、そんなすごい色気は、真田広之さん以外、会ったことがない。

もちろん、全ての大物俳優に会ったわけじゃないから、他にもスゴイ色気の人はいるかもしれないけど、それでも『元禄繚乱』のドラマだけでもけっこうなメンツで、阿部寛さん、東山紀之さんも素敵だったけど、そういった色気は感じなかったんだ。

私はオーラとかは全く見えないのだけど、見える人なら、すごいオーラだったのかもしれないね。

あの後よく、色気ってなんだろう?って考えた。

色気が出せれば、俳優として売れるかもしれない。

が、はて、どうすれば色気って出せるんだろう?

真田さんの色気は、どうやって培われたんだろう?

色気といっても、単純にセクシーということじゃない。

少なくとも半径2メートルは、真田さんの気が充満していた。だから、その中に入ったら妊娠しそうって感じたんだ。

菊地凛子さんも、『BABEL』で知って以来スクリーンやモニター越しに、スゴイ色気の人だなあって感じる。(脱いだとか、そういうのは関係無いよ)

もしかしたら、ハリウッドなど世界に認められるには、そんな色気が必要なのかもしれないなあ。

ジョニー・デップも、ロバート・ダウニーJr.も、アル・パチーノもスゴイもんね。

色気ムンムン。

生まれ持ってのものもあると思うけど、たぶん段々に大きく濃くなっていったような気がする。

『ロード・オブ・ザ・リング』で一躍大スターになったアラゴルン役のヴィゴ・モーテンセンも、アラゴルン後はものすごい色気が出たなあと思ったけど、以前はなかなか色っぽい人だなあくらいだった。

でも、実は前からちょっと気になってたので覚えてたんだ。色っぽい人なのに、役がイマイチだなあ・・・なんて。

だから、超娯楽大作に大きな役で抜擢されて、ひええ~と思った。
(それでも最初、まさか主役になるとは思わなかったよ)

スクリーンやTVモニターでは、個性や色気など目に見えない雰囲気は、半減、いやもっとかな、1/3くらいになるかもしれない。

だから、映画やドラマで何かを感じさせられるって、ものすごいことなんだ。

どの人がどの役か、瞬時にわからせないといけないから、一瞬で印象に残る個性がないと、メインキャラは演じられない。

その上で、さらに雰囲気というか、何か特別な「気」を持ってないと、メインキャストにはなり得ないってことだろうね。

アジア人の顔は判別しにくいって言われる中で、主役を張れる真田広之さんは、今はさらにすごい色気を放ってるんだろうな。


色気って、いったいなんだろうなあ。

 

 

写真は、1999年10月くらい。

 

真田広之さん。アメリカに渡られてから、面差しがだいぶ変わったなあ。

銀髪は鶴瓶さん、青い人はNHKの制作さん。(きっと今頃はエライ人になってるね~)

 


私が撮ったんだと思う。若いお兄さんは中村勘九郎さん(当時は勘太郎)
 

在りし日の勘三郎さん(当時は勘九郎)。

柄本明さんと鶴瓶さんと、茶髪の後ろ姿は吉田日出子さん。

 

東山紀之さん。何か茶化されて、ヒガシも乗って、その設定で顔を作ってくれてたと思う。

 

六平直政さん。事務所やめたら、私の会社に入ってくれるって言ってくれたけど、

最近フリーになられて、もし私があのままちゃんと続けてたら、入ってくれたかなあ。

なんてね。

 

内田滋さん。帰りがけ、車の中で自撮りだな。

確か、一緒に撮って~とお願いしました。

とっても麗しい男の子だった内田くんも、もう40代だなんてね。

 

大勢で撮った写真もあるのだけど、何かあるといけないので、大丈夫そうなものだけ。

 

大丈夫じゃなかったら、ごめんなさい。

スグ引っ込めるので、お知らせくださいね~

 

それにしても、懐かしい~~

 

真田広之さん、本当におめでとうございます!

 

日本で芸能にちょこっとでも関わる身として、日芸の後輩として、

なんとも誇らしいです。

 

ありがとうございます!

私もがんばらないとね~