夢追い人のブログ

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IT・経営コンサルタントを経て、㈱Dream-LINKを設立。
個人の夢が縦にも横にも繋がると、社会全体の価値を高められると信じて、誰もが、いくつになっても夢を持ち続けられるために活動しています。
夢ややりたいことを個人/法人両方の観点から捉えた記事を書いて参ります。

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今日、こんなニュースが出ていた。

 

公務員定年、65歳に 19年度から段階的に延長

 

リンク先は、日経新聞Web版だが、記事の中に以下のグラフが掲載されている。

 

このグラフを見た時、咄嗟に違和感を覚えたんです。

 

「定年後も働きたい人が増えている」

⇒「働きたくて、働いている人ってどれくらいいるんだろうなぁ」と。

 

で、下の方を読んでいったら、年金の支給開始年齢が引き上げられると。

なんだ。 結局、やっぱりお金ないから、「働かざるを得ない」んじゃないか。。。

 

別の記事に当たっていたら、少子高齢化のため、労働力の維持も目的だ、と。

 

こうやってみていくと、悪く言うなら、

 

1.少子高齢化で全体の労働力が不足していくのは、マズい

2.高齢者に働いてもらわなければ!年金額も足りないしな!

3.よし、まずは年金支給開始年齢を引き上げよう!

4.(高齢者)マズい!老後のお金がないから、稼がなきゃ!

5.「定年後を過ぎても『働きたい』です!」(というアンケート結果)

 

という、論理構造が見えてくる気もする・・・

 

と、何が言いたいかと言うと、

A.新聞やニュースの見出しだけではなく、中身もちゃんとみないといけない

B.日本の経済ってぎりぎりのところで回っているんじゃなかろうか?

 

Aは、当たり前なので、ここでは割愛して、Bについて。

上の論理構造って、ぱっとみ当たり前のように見えますが、裏には

 

1.少子高齢化で全体の労働力が不足していくのは、マズい

(全体の業務量を削減しても、業務の効率化によって、生み出す価値を増やす選択肢がある)

2.高齢者に働いてもらわなければ!年金額も足りないしな!

(年金に代わる福祉のアイデアを生み出すという選択肢がある)

3.よし、まずは年金支給開始年齢を引き上げよう!

(まず、そこなの!?)

4.(高齢者)マズい!老後のお金がないから、稼がなきゃ!

(全体の所得が下がってきていることや、年金に頼った生活設計をしていることなど複数要因あるだろうが、つまりは、年金受給年齢が上がると、生活が苦しい)

5.「定年後を過ぎても『働きたい』です!」(というアンケート結果)

 

日本の経済が元気なら、最悪、1~3で問題が発生していようと4で問題が発生しないだろうし、

そもそも、1~3での問題も軽微だろうな、と思うわけです。

 

あまり、深い議論にはなっていないですが、この記事から改めて日本経済、

マズいんだろうなぁという危機感を持った次第です。