お手伝いを始めて1年の年商15億円位の専門工事の会社さんの話です。
個別工事利益管理と工事別予実管理の実施で見えて来た事は
協力会社に依頼した場合と自社職人施工の原価の違いです。
協力会社に発注した方が安価で施工出来る事が判明しました。
工事部幹部の方々との利益目標確認会議で本音の話を伺った。
やはり協力会社は親方も現場で一緒に施工作業に入る為
仕事の進捗や時間、段取り等で親方の意識が反映されて良好な様です。
勿論、急ぎの仕事や施工後修正や小規模の1日に数件こなす小工事等
社員職人やそれに準ずる一人親方の会社としての必要性は高いのですが・・・・
でも会社の利益管理上重要な部分です。
改善策も話し合いが大事です。
監督さんより職人さんの年齢や経験等が豊富で注意し難い
若い監督さんの苦労は勤務時代から度々離職理由等
話しており理不尽な世界も現実にはあり難しい事も理解しております。
更に人出不足、職人不足の現在厳しい状況で直ぐの改善は難しい現実です。
取敢えず、社員職人のチーフを選び、毎日の人工数を監督に報告
監督は上司に人工数の累計等、実行予算の労務費とのバランスを確認して報告
現場利益の責任者が自社予算の労務費との乖離を確認
進捗状況と支出管理の把握を随時実施しながら
現場利益の責任者自らも現場に出向き作業状況の改善策や
仕事内容の把握又本来の施工内容以外のサービス工事的な仕事も確認
元請先との交渉等で追加工事費等僅かでも回収する様に注視する。
社長も交えた改善策で工事原価の見える化効果が出る様な
努力の一つになればと思います。
賃上げや2024年問題に対処、コストアップは現実です。
会社の予算管理力の向上が急務です。