バス・バリトン 山田 正裕 オフィシャルブログ

バス・バリトン 山田 正裕 オフィシャルブログ

オーストリア・グラーツ歌劇場で専属合唱団員として在籍する若手バス・バリトン歌手の日記です。

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皆さん、おはようございます晴れ

 

新年のご挨拶を投稿しようと思いきや月日が流れ、明日から2月が始まろうとしています。。

 

日本のようにお正月という文化がないオーストリアでは、1月3日頃から新年初仕事がスタートし、私も連日劇場で稽古に勤しんでいました。

 

そして更新が遅れましたが、私が合唱団専属メンバーとして勤めるグラーツ歌劇場 2022/23シーズン最初の演目として開幕した、B.ブリテン作曲『戦争レクイエム』が全公演終了しました。

 

 

通常この作品はコンサート形式で行われることがほとんどですが、今回はイタリア出身のLorenzo Fioroni氏が演出を手掛け、舞台も舞台そしてオーケストラピッド、そして1階席の平間席の一部を全て使い、ヨーロッパの舞踏会という設定で公演を行いました。

 

 

オペラの舞台では珍しい「かぶりつき席」(舞台に近い、または舞台上にある席のこと)が用意され、舞踏会の招待客という位置づけで公演を観ることができ、さらに私たち出演者にとってお客様との距離が1m以内になることもあるくらい至近距離で歌い演じなければならなかったため、普段以上にとても緊張しました。

 

 

本来はお客様が座る劇場のボックス席に出演者が登場したりと劇場全体がひとつの舞台空間という形で、私も出演者としてだけでなくお客さんとして観たかったです。

 

そして今回の公演では初めて尽くしで特に最終幕のときに恐竜のかぶりものを付け、さらに女性用のドレスをまとい、ピンヒールを履いて舞台に登場していきました。

 

 

最初は恐竜の被りものの中で歌う必要があり響きが普段と違ったり、声がこもるなどの問題や慣れないピンヒールで公演後の夜中に筋肉痛やふくらはぎが吊ってしまうなどの支障がありましたが、コンサート歌手ではなくオペラ歌手として仕事をしていくうえでは、普段できないことができるのが仕事の楽しみの1つでもありますキラキラ

 

公演は終わってしまいましたが、下記にこの公演のTrailer、宣伝動画を貼っておきますので興味のある方はぜひご覧ください!

 

 

 

大変遅くなりましたが、2023年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

【Photo ©️Werner Kmetitsch】

 

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二重丸 War Requiem - Oper Graz 2022  -​​​​​​

 

(Musikalische Leitung) : Roland Kluttig
(Inszenierung) : Lorenzo Fioroni

(Sopran) : Flurina Stucki
(Tenor) : Matthias Koziorowski
(Bariton) : Markus Butter

Chor der Oper Graz
Grazer Philharmoniker
Singschul' der Oper Graz

 

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虹 オペラ歌手Youtuber 《ブラボーブラザーズ》

 

🇦🇹オーストリア、ウィーンを拠点に、観光客、音楽留学者の目線になり、 

 

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