あれはキャリア5年頃だったのかな?
ハードヒットに初参戦する事になりました。
当時のハードヒットはDDT主催だった為、
普段はハードヒットに出ないDDTの選手が出場したりしてたのですね。
対戦相手はそうisami選手
ルールや方向性(この日のメインはまわしを締めた星誕期関でした)にも戸惑いがあったし、
独特な緊張感がありました。
唯一の拠り所はセコンドについてくれたKUDOさん。
こういった試合スタイルにも詳しく、
頼もしさしかありません!
そしていざ試合になると
KUDO「高梨、距離とってロー!」
えっ!?蹴りなんてやった事ないよ。
組み合うと
KUDO「高梨、首相撲からヒザ!」
…
……
この人!キックボクシングのアドバイスしかできない!
気づいた時には、
時すでに遅く、
エスケープポイント、ダウンポイント、
を奪われ続け
なんとisami選手から1ポイントも取れないまま、
惨敗してしまったのです…
そしてこれが最初で最期のハードヒット参戦となりました。
その後はビアガーデンプロレスで
叩いてかぶってじゃんけんポンマッチでも対戦。
楽しげな名称の試合の中で、
一斗缶で殴られ、ブレーンバスターで叩きつけられた時の痛みに、
この人普段からこんなに痛い事(当然普段はもっと強烈なハードコアやデスマッチをやっている)をしてるのか!
と試合中にも関わらず妙に感心したのを覚えてます。
結局トラバサミのトラップにハマった自分がダイビングダブルニードロップで完敗。
しかも勝ち名乗りを受けるイサミ選手が
右足をトラバサミに突っ込んでしまい、
そのまま休憩へ
放置されるイサミ選手が靴を脱いで脱出!
場内大歓声!
はい、もう自分の事を覚えてるお客様はいませんね。
いつでも、やり過ぎくらいに全部持っていくイサミ選手。
この姿勢が後の酒呑童子との抗争で、坂口さんに火をつけるのでした。