2006年自分はマットで行うプロレスに初参加します。
といっても自分個人が呼ばれた訳ではなく、
女子団体がマットでプロレスをやってる、という事に興味を持った高木社長の相手としての参戦でした。

当時はリングの無い大会が珍しかったのです。


試合後に高木社長が
こいつはこれからもリボン高梨として参戦し続けます!
と今思えば完全に悪ノリなマイクで
局地的な盛り上がりをみせ
さくらさんも使い勝手がいいと思ったのか、
参戦し続ける事になります。

ただ、この時から数々の先輩選手とシングルマッチで闘わせて頂き、
それが貴重な経験になりました。

ミスター雁之助さん
gosaku選手
保坂秀樹選手
怨霊選手
関本大介選手

等です。

DDTではなかなかシングルマッチを組んでもらえる事はなかった頃です。
自分にとってこの場所がとても大事になっていきました。

そんな時にイサミ選手が初参戦します。
自分とは初対戦だし、
同年代のキャリアも近い選手。
負けられないし、
自分の方がここではホームだと意気込みます!

当日、イサミ選手がなかなか会場へ来ません。

あれっ?
場所がわかりにくいのかな?
そろそろ、開場時間だけど大丈夫かな?
さくらさん!大変です!イサミさんがまだ来てません!


結局、ギリギリ試合に間に合ったイサミ選手。
どうやら前夜に他団体の先輩選手と呑んでたらしく、お付き合いもあって深酒してしまったらしいです…

正直言って …
初参戦の女子団体なのに、だらしない人なんだな。
こっちは会場設営から来ているのに。

そう思いました。

しかもイサミ選手が座談会で、
自分はまたこの団体に上がりたい!

と宣言。

さくらさんも男子部エースは高梨さんからイサミさんなのよー!

盛り上がる場内!

と、おいおい。
なんなんだこの人達は?!

こうして市ヶ谷のマットで
おこなわれた怒りのシングルマッチ!
確か新旧男子部エース対決としてやったのですが

当然のように自分はやられてしまうのでした…

話は飛んで数年後のBASARAで
若手に見られがちな某選手が
かなりの遅刻をやらかしてました。

その時、イサミ選手はひとしきり注意した後に、
でもお前に何もなくて良かったよ。
連絡つかないから事故にでもあったかと思った。
無事だったなら、もういいよ。

と団体の長として優しく諭してました。

遠目で見ながら人は成長するのだな、
そう思いました。

と、同時に
今では会場設営どころか
深酒による寝坊と遅刻の常習犯となった自分を呪うのでした。
よよよ…