イサミ選手はマッスル1参戦後に
第2次ユニオンプロレスの所属となります。

DDTからも数名の選手がユニオンへ移籍しました。
この時、自分も高木社長から
お前もユニオンへ行かないか?

と打診を受けました。

自分はデビューして2年〜3年位だったので、
正直 自分の意思はどこにもありませんでした。

あえて言うなら
DDTでは何時も大人数のタッグマッチとかでチケット売るのも大変だし、
所属人数が少なくて、後楽園やビッグマッチをやらないユニオンの方が幾分 楽できてよいのかな?

とか腐り切った事を考えてた気がします。
新人の癖に!

ユニオンはその後10年、
楽をするどころか、選手 スタッフが必死なってDDTとの逆風と闘いながら存続させていく事になります。
けどそれはまた別の機会に。

私のユニオン移籍もぼんやりとしているうちに無くなり(今でも何で無くなったか不明です)
ユニオンが旗揚げされました。

そんな経緯があったので、
自分も旗揚げ戦は観戦へ行き、
結果ほぼ解散までのユニオン全大会を観戦する事になります。

旗揚げ戦の第1試合は
竜 剛馬vs趙雲子龍

時の流れを感じないカード。

そしてイサミ選手はセミファイナルで
アジアン・クーガー選手とのシングルマッチ
ハードコアな展開の末に玉砕するも
クーガー選手から称賛のマイクを受けます。
後のエースを期待させるポジションでした。

でも…
それよりも自分は大会前の
ポイズン澤田さんの基礎体力トレーニングが印象に残ってます。
澤田さんは大会前に若い選手を捕まえて、
スクワットをするのが恒例でした。
これを嫌がる節もありましたが、
澤田さんは若手に強制するのではなく、
自身も一緒にやってくれていました。

ただでさえ新しい団体のエースクラスに抜擢されて緊張している中で、
澤田さんの基礎体力トレーニングの洗礼を浴びせられるisami選手。

時を経て現在…
BASARAの試合前
イサミ選手が若い選手を中心に基礎体力トレーニングをやっている姿を見ました。
きっと恒例なのでしょう。
 BASARA若手選手が号令をかけて、
イサミ選手が黙々こなす。
あの頃の澤田さんがオーバーラップしました。
 BASARAには澤田ユニオンイズムが生きています。