現在世界で最も支持されているウレタンボール、パープルパールウレタンが発売です。


実は数ヶ月前からテストしてたんです。


ブラックウィドー2.0の時も思いました。

『いやいや名ボールの名前を出すのは良いけど工場も変わったし、名ボールだけにパフォーマンスが落ちてたらその分プレイヤーの信頼も大きく落ちるよ?』

って。


リアクティブボールに関しては工場が変わっても何ら問題無く、むしろパフォーマンスは上がっている事は皆もう知っていると思います。


ウレタンボールは未知だったんですよね。

特に今までのウレタンが良かっただけに、もう同等の製品は出来ないんじゃないかと。


で、ニューパープルパールウレタン投げました。


驚く事に旧パープルパールとほぼ同じパフォーマンスが出たのですが、特筆すべき点が数点ありましたので説明します。


テストでは旧パープルパールウレタンとの比較も行いました。

旧との違いとしては2つ。


1.曲がり幅の微増


2.ピンアクションの向上


です。




新パープルパールでは曲がり幅が微増したと書きましたが、板目で言ったら1枚前後です。すっごい大雑把に言えば誤差の範囲内です。

確かに曲がり幅が増加したのは事実ではあるのですが、単純に曲がるようになったと書いたら誤解が生まれるかもしれませんね。


寄り感に転がり感も感じてウレタン独特のスムーズに寄る動きの中にも安定感がある。気がする。

旧と比べてほんの少しオイルに流されにくくなった。気がする。


あくまで『気がする』レベルです。これは良い意味でです。大きく明らかな変化があったらそれはパープルパールウレタンではない別のボールです。


なので、僕のざっくりな感想は

『ほんの少し寄り感がしっかりして安定性が増した気がする。旧パープルパールウレタンと同じパフォーマンス・同じ用途のボールとして認識して問題無し』

って感じです。

多分回転数が多い程違いが出ると思いますが、僕の球質では上記のような感想です。


動画を撮影・編集した時も、新旧全く同じラインで同じようなストライクで2つのボールの投球が完全に重なって比較にならないので比較球はBWパープルパールウレタンにしました。

今思えば重なって比較にならなくてもそれはそれで良いのかなと思いましたが。


ピンアクションの向上についてですが、これは明らかです。

動画を確認すれば分かりますが、リアクティブに近いピン飛びです。

リアクティブと遜色ないかと言われればそりゃ劣りますが、スコアに悪影響を及ぼすレベルのピンアクションではないです。

今はウレタンボールを発売してる各社の製品のピンアクションはかなり向上してますが、それでもやはりこのピンアクションのみでパープルパールウレタンを選ぶ理由になる程には優れています。




細かく言えば上記のようなパフォーマンスの変化はありますが、今までのパープルパールウレタンと同じ使用感です。


パールが入った事で従来のウレタンよりドライエリアでのキャッチが分かりやすく、寄り感と曲がり形状のバランスが最適化されて扱いやすくなり、ウレタンカバーの弱点だったピンアクションも向上したボールです。


旧製品を既に持ってる方で『相当使い込んだし新しくしたい』『レイアウト違いで2、3個持ちたい』『ストックしておきたい』というニーズに問題無くお応えできます。


スポーツコンディションの増加、ハイレブ、ツーハンドプレイヤーの増加という中、さらに需要が高まるウレタンというボールジャンルで必ず優位に立てるボールです。