2017年ペナントレースは昨年王者の北海道日本ハムファイターズとの札幌での3連戦。
開幕戦は新エース菊池雄星でしっかりと勝ちきり、二戦目は苦手メンドーサに2015年からの7連敗で一勝一敗。

迎えた本日の第三戦。
昨年入団のウルフに、新外国人のエスコバーという両外国人投手の対戦となった。
試合は6-3でライオンズが勝利し、開幕カードを勝ち越した。

この三連戦で気になったのは日ハムの拙守。
王者らしからぬプレーの連続で、中にはもらった得点も。陽が抜け、田中賢介が高齢になってくるなど世代交代を強いられているファイターズだが、こういう状況こそ栗山監督の手腕が問われるシーズンだろう。

さて、我がライオンズだが、主軸の好調が実に頼もしい。
浅村・中村・メヒア・栗山が打率3割を越え、僅か3試合といえども、しっかりと調整してきたことがよく伝わる。

とりわけ新旧のキャプテンの活躍が印象に残る。昨日までリーグ最多安打(打率.467)の好調浅村に、実はその浅村よりも出塁率の高い栗山(出塁率.500)。
源田や田代など期待の若手に目が行きがちだが、開幕戦の中村の好走塁など主力選手の今年にかける思いを強く感じるのである。

また、決して忘れてはならないのが、失策(エラー)だ。
昨年は失策に泣きシーズンを終えることとなったライオンズだが、この三連戦パリーグで唯一失策をしていない。
信じられないが真実だ。

たかが3試合と思われるかもしれないが、されど開幕カード。緊張感の高ぶる中で、また敵地の中で結果を出していることは認めてあげるべきだ。
今シーズンが終了したときに、開幕カードから今年は違った、と評されるのではないだろうか。
いずれにしても『辻野球』に魅了されるファンが日に日に増えていくに違いない。