沢沿いの急斜面で見かけた石垣です。

崩れないものだなあと思いながら眺めていました。

「情緒と日本人」(岡潔著)を読む

随筆集ですが、巻末に松下幸之助氏との対談(1970年)が載っています。

両者とも、物質文明に惑わされない精神というものが必要だと説いています。そのことを著者が文部省(当時)に提言しても、聞く耳を持たなかったと嘆いています。

20年後、30年後の日本を憂いてもいますが、その予測が悪い意味で当たってしまいます。

著者にとって情緒とは、それがよく見えるようになると、自分の今のいろどりがすぐにわかる。そうすれば嫌な心は除き捨てるようになる。これは「年の異を覚する大菩薩の戒」の守り方。それが一般の人たちが容易に実践できるようになる。

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現在では公金を使って、小学生に「税」に関する作文を書かせ優秀賞などを与えています。こうした洗脳教育が未来を背負って立つ人物になるとは到底思えません。うう

※岡潔・・「多変数複素函数論」の分野における「三大問題」といわれる難題を解き、世界的な数学者と認識される。

「日本アルプス再訪」(ウォルター・ウェストン著)を読み返していたら、米についての記述があったので、書き写してみる。

 

「日本は世界で三番目の重要な米の生産国であるばかりではなく、その米の品質は最高である」

「日本の祭りのうち、大変重要なものは、田舎の生活と結びついた昔からの祭りである。このような祭りから、日本の国民にとって農業がどんな意味を持っているかを知ることができる」

「川の氾濫が起こりやすい田舎の地域では、川の女神を祀る神社での祈願が、三月に行われる。冬の雪解けや春の大雨のために、谷川の水が耕地を流れる本流を増水させたときに、農民の田畑を守ってくれるように祈願するためである」

「日本のある著作者が述べているが、ほとんどすべての重要な作物は、それぞれ特有の守神にその保護を委ねているそうだ」

こうした文化的背景が、日本人特有の性格を形付けたのだろう。↓

「彼らは、生まれつきの心の優しさをもち、礼儀正しい態度で人と接する。そして古い迷信的慣習や昔のしきたりの影響力を理解するようになれば、彼らがみんな他人に助力し、他人を喜ばせたいという気持ちでいることがわかる」

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現在の官僚型管理制度では、日本文化というものを維持、育むことはできないのであろう。昔のように共同利用、共有ということからかけ離れてしまっている。木を切り倒してメガソーラーを建設するということは、日本文化を分断してしまうことに通じてしまう。

※ウォルター・ウェストン(1861〜1940)宣教師として来日し、1888〜1895、1902〜1905、1911〜1915と3度来日し、熊本、神戸、横浜に居を構えた。

会長(代表理事)

十倉 雅和一般社団法人日本経済団体連合会 会長

事務総長(代表理事)

石毛 博行元独立行政法人日本貿易振興機構理事長

副会長(理事)

松本 正義公益社団法人関西経済連合会 会長
鳥井 信吾関西商工会議所連合会 会長・大阪商工会議所 会頭
宮部 義幸一般社団法人関西経済同友会 代表幹事
堀場 厚京都商工会議所 会頭
川崎 博也神戸商工会議所 会頭
小林 健日本商工会議所 会頭
新浪 剛史公益社団法人経済同友会 代表幹事
吉村 洋文大阪府知事
横山 英幸大阪市長
三日月 大造関西広域連合 広域連合長
國部 毅公益社団法人2025年日本国際博覧会協会
財務委員会委員長
浅川 智恵子日本科学未来館 館長、IBMフェロー
池坊 専好華道家元池坊 次期家元
一般財団法人池坊華道会 副理事長
ウスビ・サコ京都精華大学前学長/同大 全学研究機構・情報館長
同大 人間環境デザインプログラム(建築学科教授)

理事

小川 理子パナソニック ホールディングス株式会社 参与
関西渉外・万博推進担当(兼)テクニクスブランド事業担当
ロバート キャンベル早稲田大学 特命教授
栗原 美津枝公益社団法人経済同友会幹事(前副代表幹事)
株式会社価値総合研究所 代表取締役会長
佐野 真由子京都大学大学院教育学研究科 教授
澤田 拓子公益社団法人関西経済連合会 副会長
塩野義製薬株式会社 取締役副会長
寺田 千代乃アート引越センター株式会社 名誉会長
野崎 治子国立大学法人京都大学 理事
野田 由美子一般社団法人日本経済団体連合会 副会長
ヴェオリア・ジャパン合同会社 代表取締役会長
廣瀬 恭子大阪商工会議所 副会頭・女性会顧問
株式会社広瀬製作所 代表取締役社長
フォーリー 淳子一般社団法人関西経済同友会 常任幹事
大同門株式会社 代表取締役社長
福本 ともみ公益財団法人サントリー芸術財団 シニアアドバイザー
御手洗 瑞子株式会社気仙沼ニッティング 代表取締役社長
芳野 友子日本労働組合総連合会 会長

副事務総長(理事)

小野 平八郎 元財務総合政策研究所副所長
髙科 淳元内閣官房国際博覧会推進本部事務局次長
東川 直正元近畿地方整備局長
田中 清剛元大阪府副知事
櫟 真夏元公益社団法人関西経済連合会常務理事
水谷 徹元サントリーホールディングス株式会社 常務執行役員

監事

小原 正敏きっかわ法律事務所 代表弁護士
中務 裕之中務公認会計士・税理士事務所所長 公認会計士・税理士

「正義の偽装(2014年刊)」(佐伯啓思saeki keishi著)を読む

・政治にせよ行政にせよ人が問題。人とは精神をもって価値によって動くもの。官僚制度や行政機構の劣化とは人の劣化。

・日本人にとって価値の基軸はどこにあるのか。それを見出さない限り、人の劣化に歯止めがかからない。

・決断できない日本人、責任をとらない日本人とよく言われるが、国民は庶民感覚を望んだりする食い合わせの悪さ。

・日本社会が責任を取らない、決断せずになったのは(欧米でもこの傾向になってきた)、丸山眞男著「超国家主義の論理と心理」から引用すれば、日本の軍人や戦争指導者は、責任を明確にしなかった。(ヒトラーとは違う)この日本的な特異性を突き詰めていくと天皇制に行き着く。しかし、天皇は「神聖にして侵すべからざる」存在である。戦前の日本においては、責任の主体が存在しない。

・丸山理論は、終戦直後の時点では斬新であったかもしれないが、少し考えればいくらでも疑問が出てくる。

・無責任の体系を解消するには、いっそうの民主主義が必要だと考え、これはもっと深い問題なのだ。

・「みんながやっているから」という空気が、我々の社会には大変な窮屈なものになっている。

・戦前の天皇ファシズムを生み出したものは、天皇ではなく空気だった。

・政治の停滞は、我々の精神の停滞を意味している。

・民意が民主主義ではなく、民意こそが多分に空気(アトモス)によって動かされ支配され、民意という観念が実体化されたアニマ(生命・魂)というしかない。これではデモクラシー(民主主義)ではなくアトモスクラシーになってしまっている

・「民主主義の理論家」といえば、ジャン=ジャック・ルソーをあげることができる。自然状態において、人間は自らの生命や財産を自分で守っていた。しかし、これは危なっかしく、いつ敵に襲われるかわからない。そこで、人々は契約を行って、共同社会を作り、共同の力で生命や財産を守ろうと思った。

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安倍元首相のことも少し書かれていました。日本を農業を基盤とした国造りを考えていたそうです。現在の国の方針とは違いますね。