帰って来ても冷夏。燦々と照りつける太陽が恋しいです。雨が多く、陽の光が少ない為、ズッキーニの花は閉じたまま、受粉することもなく土に朽ちてゆきました。

さて、ローマ観光の続きです。

ローマ2日目は、1日目に出来なかったパンテオン近辺を観光しようと足を運びました。





ローマはどこもかしこも凄い人。それに加え、無料でもなく、並ばないといけないとなると、「もうわざわざチ見なくてもいいよね」と言ってパスしてしまいました。

その代わりと言ってはなんですが、その近くにあるサン・ルイ・デ フランセという教会を訪れました。





この教会にはLe Caravageの絵画が飾ってあります。


その後は、テクテク歩きながら、イタリアサンドウィッチ屋さんでランチ。ここは大当たりでした。←私が検索




お腹を満たした後、少し並びサンタンジェロ城観光。ホテルへ歩いて戻り休憩。そして高級スーパーのイータリーへ。

3日目は、地下鉄でピラミッド下車。

とてもローカルなマルシェを覗き、カプチーノでひと休み。美味しいカプチーノが一杯1.3€




この後、テーブルクロスがあるレストランへランチへ行くも、ちょっと一昔前の味付けで大はずれ。←彼の選択

残念な結果に終わりガッカリ。レストランのダメ出しを彼としながら、徒歩で集合場所へ。


この日(3日目)のメインはコレッセオとフォロ ロマーノ。この場所に関しては、ガイドさんを申し込みました。ベビーカーでの参加はお断りと案内があるにもかかわらず、ベビーカーで参加しているツワモノカップルもおり、外国にいると、条件や規則を平気で無視する人が多い事に驚かされます。





ところで、ガイドさんをつけると、ガイドブックに載って無いことを教えてもらえます。嘘かホントかは抜きにして。





セキュリティを通過しコロッセオの中へ入ると、壁にボコボコと穴が空いています。その昔、そこには銅が使用されていたようです。権力を握った教会が、それらを略奪したとか。この後訪れたファロ ロマーノもそうですが、教会の盗みは続きます。

コロッセオの解説を聴いていると、当時の社会の仕組み、皇帝、貴族、民衆、奴隷を知ることが出来ます。そして、競技を主催するマネージャーと剣闘士。剣闘士は主に奴隷ですが、自発的になる人もいたようです。競技者である剣闘士は、女性をあてがわられたり、当時よい扱いを受けていたようです。映画「グラディエーター」は脚色が強く、事実と反することが多いようですが、コレッセオは見事に再現されているとガイドさんがおっしゃってました。←この映画、彼は観てますが、私は観ていません。ちなみに、60年代の昔の映画「スパルタクス」は完成度が高いようで、こちらを観て訪ればよかったと思いました。ところで、あんなに有名な「ローマの休日」を、フランス人は知らない人が多い気がします。ちなみに彼は観たことないですし、イタリアを訪れた事のあるお客様方々も知らなかったです。





ちょっとビックリした内容は、剣闘士が死亡すると、その血を抜き、水で薄め販売されていたとか。今風に言うと、栄養ドリンク⁇ 
また、競技場は動物の臭いや熱を抑える為、サフランを調合した霧吹きが活用されていたようです。









フォロ ロマーノ及びその周辺では、ローマ帝国滅亡後、権力を掌握したカトリック教徒が、金銀財宝を奪い取ったそうです。そして、15世紀の地震で一部の建物が壊れ、そして、第二次世界大戦でムッソリーニが建物や道路を整備する為、破壊しているようです。




フランスのナポレオンは、このローマにあるトラヤヌスの円柱塔を真似、ヴァンドーム広場に自分の円柱塔を建ててます。その他、盗んだり真似たりしているようです。

色々説明して頂きましたが、勉強不足を痛感。
歴史の一片にちょっとだけ浸ったこの日も、炎天下の中、17,700歩と歩いています。

4日目は、ホテルをチェックアウトし、駅で荷物を預かって貰いました。荷物は大きさに関わらず、1個につき5時間で7€も取られます。2個預けて16€支払いました。需要のある都市は、お構いなく強気に値上げしてます。





コロッセオから遠くないこの通りは美しいですか、駅の近くはとても貧しさを感じる界隈もありました。そして、開店休業している中国人のお店が何軒もありました。





ランチは、とてもミニマリストなレストラン。狭いです← 私が選択







小ぢんまりしたところで、シンプルなお料理が、どれもとても美味しかったです。





食後ぶらぶら歩き、とあるホテルでこんなお飾り車を発見。バカンス♪





駅に戻り電車で空港へ。

クーラーの効いた電車は快適で早い。

短い4日間のローマ滞在を漫喫し無事に帰って来ました。