太宰治が井伏鱒二の『幽閉』に感銘を受けたとどこかで読んだ。
井伏氏は太宰治を病院に入れたり、結婚相手を紹介したりと、色々世話している。
ちなみに、『幽閉』と『山椒魚』は同じだと理解している。
井伏鱒二の処女作である。
この『山椒魚』であるが、どうしても井伏氏の顔が思い浮かんでしまう。
山椒魚になりきって、書いたのであろう。
山椒魚の頭が出口につかえて外に出ることができず狼狽している姿が文中にあるが、どうしても井伏氏の顔となってしまう…。
太宰の世話人、井伏鱒二『山椒魚』を読みました。井伏氏が中学時代に山椒魚をよく観察していた経験が元になって書かれた作品です。山椒魚になりきって書かれています。なるほど、老年の井伏氏は山椒魚のようなお顔をなさっています。念のため、左側が井伏氏で右側が山椒魚のイラストであります。#読了 pic.twitter.com/xnfIjQmvCC
— masaeco@読書 (@masaeco2) May 29, 2021