虹こえとえほん湘南虹
バイリンガル絵本読み聞かせインストラクター

Masamiですちょうちょ 自己紹介はこちら
ママの英語絵本チャレンジ講座(3冊セット受講)

詳細・ご予約はこちらから

 

 

こんばんは。

7歳の子の母になったMasamiです。

(昨日Mimiが7歳になりました誕生日ケーキ誕生日帽子

 

今日は満を持して!

特に自信をもって紹介できる1冊を

ピックアップしましたビックリマーク

 

ダウンでは、どうぞ~!ダウン

 

「ねえさんの青いヒジャブ」

文/イブティハージ・ムハンマド&S・K・アリ
絵/ハテム・アリ

訳/野坂悦子

BL出版 

本体1600円+税

 

どんなストーリー?

表紙に描かれている

ヒジャブをかぶっている女の子は姉、

小さく描かれている女の子が、彼女の妹。

 

この絵本は、

この妹の視点と言葉で

語られた、

「ねえさんが初めて

ヒジャブを身に着け

学校に行く日」

のお話です。

 

宗教や外見に対する

差別的な考えと

向き合う姉妹の1日が

心の動きと共に、

鮮明に描かれています。

 

なお、このストーリーは

完全フィクションではなく、

「アメリカでヒジャブをつけて

初めて出場したオリンピック選手」

の作者である、

イブティハージ・ムハンマドさんの

実体験をもとに描かれた絵本です。

 

ヒジャブってなに?(知っておきましょう)

知らない方のために

ヒジャブについても

簡単に触れておきますねニコニコ

 

ヒジャブとは・・・

 

・アラブ語で「おおうもの」

・イスラム教の女性が髪を覆いかくすためのスカーフ

イスラム教の人々は、

「女性が髪を隠すことは

聖典コーランの定め」

と信じているということです。

 

ただ、イスラム教の女性全員が

ヒジャブ姿、というわけではないようで、

住んでいる国や信仰にもよるのだそう。

 

 

私が元々テレビ等で得ていた

ヒジャブについての知識というと、

 

「イスラム教徒の方は、胸元を覆い隠すように、

肌(腕も含める)や髪の毛を隠し、

家族や結婚した男性の前でしか見せない」

 

というようなものでした。

 

こちらも、間違ってはいないですが

そのような国や地域もある、

というくらいの理解でよさそうですね。

 

 

 

【ちなみに・・・】

 

データによると、

世界人口の

ほぼ4人に1人が

イスラム教徒

なのだそうです。

 

多いですよねポーン

 

この絵本の魅力3つ

この絵本の魅力

と思う事を3つ、

簡単にまとめますね。

 

 

①添えられている言葉の力強さと優しさ

 

妹の語りで、

ストーリーが進行していくこともあり

言葉はとても優しく響きます。

 

ねえさんへの信頼や愛情にあふれた

言葉ばかりだと思います。

 

でも、優しい響きだけではなく

力強い響きもある。

 

実際にその力強さ、

というのは、

こんな言葉に表れています。

ダウンダウンダウンダウンダウンダウンダウンダウンダウン

 

「アシヤのヒジャブに、ちいさな声は、にあわない。

アシヤのヒジャブは、はれた日の青い空。」

 

「アシヤのヒジャブは、テーブルクロスじゃない。

アシヤのヒジャブは、青。

どこまでもつづく、青」

 


この

「アシヤのヒジャブ」

という言葉は

この作品の中で

おそらく意識的に、

 

繰り返し使われていて

 

読めば読むほど、

読者の心に届きます。

 

私も毎回、

後半になるにつれて

 

どんどん気持ちが入ってきて

この言葉を力強く読みたい衝動に

かられます(笑)

(皆さんにも実際に読んで

体感・実感してほしいなと思います)

 

 

 

②色彩豊かで、大きく描かれた絵

 

先ほど

①でピックアップしていた

 

「ねえさんのヒジャブ」

 

の一文に添えられる、

 

ヒジャブに包まれた

アシヤの顔と表情は

2ページにわたり、

大きく、美しく描かれています。

 

しかも、少しずつ変化しながら

繰り返し出てくる。

 

 

 

だからこそ、

作者の気持ちが

これらの絵に

凝縮して

込められているように思います。

 

 

笑われても、からかわれても、

笑顔で強くいられるアシヤ。

 

そのアシヤのことが大好きで

同時に心配もしている妹、ファイザー。

 

彼女たちを表現するには

この絵しかありえないと

思いますキラキラ

それくらい素敵キラキラキラキラキラキラ

 

 

③宗教差別・外見差別について

知る事ができる

 

日本に暮らしていると

身近にイスラム教徒の方

がいるという人は、

そんなに多くはないと思います。

 

だから、

ヒジャブをつけることで

周囲に差別意識が生まれること自体も

ぴんとこないかもしれない。

 

だけど前述したとおり

この話は、作者の

実体験をもとに作った物語です。

 

だからこそ、この絵本は

説得力があるし、

 

日本の親子に、

宗教差別や外見差別の実態を

伝えてくれると思います。

 

こればっかりは

「知っているか知らないか」

は大違い

だと思う。

 

知っているなら理解できるし

理解できるなら、次は

自身はどう動くべきか、

と考えることもできるはず。

 

 

就学前の年長さんから

小学生以上に、

ぜひこの絵本を開いてほしいなと

思っています。

 

絵本を読んだ後、親子で話してみたいこと

読み聞かせをするだけでも

じゅうぶん、

親子に何かを与えてくれる絵本

だとは思いますが

 

欲を言うなら、

こういった話をテーマに

少し親子で話してみるのも

いいかなと思います星

 

説教じみていなければ、

内容はなんでも。

(言い方爆  笑親が上から目線で教える必要はありません、という事です)

 

 

例えば、

 

「もしあなたのクラスに

ヒジャブをつけている

子がいたらどうする?」

 

「お友達と自分が

違うところっていっぱいあるよね。

例えば〇〇ちゃんとあなたは

どんなところが違う?」

 

なんて、私は話し合うかな。

 

もし実際に読んでみられて

時間や心に余裕があったら

ぜひ親子で話してみて下さいひらめき電球

 

 

 

では、今日は以上ですパー

読んで下さり、ありがとうございました音譜

 

 

 

現在ご予約可能のおはなし会・講座について
① 締切間近!5/28(金)10:00~11:00 
@オンライン(Zoom)
「ママの英語絵本チャレンジ講座」
受講費用:2000円(税込)

キャンペーン価格。6月からは通常価格2500円となります。

 

詳細・ご予約はこちらから


② 6/2(水)&6/16(水) 10:00~12:00(時間調整可)
2日間(合計4時間)@オンライン(Zoom)
「赤ちゃんから始める英語絵本読み聞かせ【初級講座】」
受講費用:22000円(税込)


詳細・ご予約はこちらから

 

③ 6/11(金)22:00~22:30 @オンライン(Zoom)
好評につき再開催決定!

「夜のバイリンガル絵本クラブ~寝かしつけが終わったらママの自由時間にララバイ歌っちゃおう♪」
参加費:無料


0~5歳児のママ/5人限定。
ララバイ1曲を一緒に練習します♪
オンラインセミナーでよく見かける、記録写真等も撮影しません
ので、すっぴん&リラックスウェアでお気軽にご参加ください☆


前回参加者のご感想はこちら
詳細・ご予約はこちらから