おはようございます
様々な絵本を紹介している
桜餅本舗のブログです
さて。
買い物に行くと、
お店のショーウィンドーは
すっかりハロウィンの飾りつけが
されていて、
なぜかその前に来る
日本の伝統行事、
十五夜=おつきみは
忘れられているのは
なんなんでしょう
恐らく、
ハロウィンの方が
華やかなグッズが用意できて
購買意欲をそそるからでしょうね
だけど、せっかく
日本人に生まれたのだから
子どもに簡単に伝えられるくらいは
大人も十五夜を
味わいたいものです
かくいう私も、
あまり詳しくはないので
家で大変重宝している
「きせつのずかん」で
調べてみました
(図鑑が好きでない我が家では
こちらの図鑑が一番手に取る図鑑です)
●中国では古くから
秋の満月を愛でる風習があり、
平安時代に、日本にも伝わって
貴族の間に広まったそう。
●旧暦8月15日の夜を
「十五夜」とし、
その夜の月の事を
「中秋の名月」という。
●それとは別に、日本では
古来から月の満ち欠けを
農作業の目安とする習慣があって、
豊作に感謝して月にお供えものを
する習慣があった。
以上のことが結びついて、
今の伝統行事が広まったよう
随分前に
一度ご紹介しているのですが、
日本のお月見が一番よくわかり、
素晴らしい描き方をされている
絵本があります
それがこちら
おだんごやくりのみ、
どんぐりをおつきさまに
お供えして
実りや光に感謝する
ねずみ達の姿は
「自然の神様に感謝する」という、
日本人として当たり前の
忘れてはいけない慣習を思い出せます
また、こちらの絵本は、
背景の色彩も魅力の1つで、
黄緑色に茶色がかった色味の
風景から始まり、
日が暮れていくにつれて、
夕焼けの赤、
完全に真っ暗になる前の紫、
月夜に照らされた時の少し明るい青
という風に、ページをめくるたび
背景の色みが変化していきます
それが、なんとも言えない美しさで、
自分もねずみ達と一緒に
同じ時間を過ごし、
お月見をしているような感覚になります
とてもとても
静かな絵本だと思うので、
夜も読み聞かせをすると
とても心地いいと思います
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが
著者のいわむらかずおさんの絵本は
英語版が出ているものが多く
こちらも英語版が出版されています
日本語の美しさをまずは体感して、
英語版も気になる方は
ぜひこちらも見てみてもらいたいなと
思います
そして、もう1冊、
「おもしろ系」の
おつきみ絵本も紹介させて
いただきます
もう何度もこちらのブログには
登場しているシリーズですが
「ノラネコぐんだん
おばけのやま」では、
ワンワンちゃんが
だんごやさんを
開いています
(ワンワンちゃん多才すぎる)
ぼんやりした満月が美しい夜、
ノラネコぐんだんが
だんごやさんに忍び込み・・・
だんごを作っちゃう
そして事件が起きます(笑)
いつも通り
お決まりのあのセリフももちろん、
健在です
十五夜ともお月見とも
書いていないのですが
描かれている風景を見ると
間違いなく季節は、今
知識が入るという類のものでは
ないですが、
おだんごや満月の他にも
栗やさつまいもも登場するので
ぜひ今から読みたい
1冊かなと思います
今日は2冊、ご紹介しました
最後になりますが、
今年の十五夜は
10月1日だそうです
明後日は、夜空を見上げて
おつきさまを探してみては
いかがでしょうか
では