こんばんは
様々な絵本を紹介している、
桜餅本舗のブログです
今日は
東北南部や東海、関東等で
梅雨入りが発表されましたね
雨足が強いと
通勤、通学、通園に一苦労ですが
恵みの雨が
多くの恩恵をもたらしますように・・・
さ、ということで
今日はずぅーっと紹介したいと
思っていた、
これからの季節(雨の多い季節)に
ぴったりの1冊をご紹介します
いっぺん
やってみ みたかってん
はっとりひろき
講談社
昨年4月に出版された絵本で、
第39回講談社絵本新人賞受賞作です
雨の日、誰も来ない公園で
砂場の砂やブランコやすべり台が
「いっぺんやってみたかってん」と
遊びだす、
奇妙でユニークで、
イマジネーションに溢れる作品です
最初から最後まで
関西弁で書かれていて
京都人の私にはとても読みやすい・・・
ノリもいいですね
(関西弁ネイティブじゃなくても
そのノリで読み切れるし、
アクセントは気にしなくて大丈夫
だと思います)
きょうは あめふり。
せやから、 こうえんには
だ~れも おりまへん。
から始まり、
次のページをめくると、
なんと、
砂場の砂が
自らの意思で
ぶらんこに向かって
動いています
「なーなー。
だ~れも おらへんし
ぶらんこくん いっぺん あそばせてや~。」
このノリで
砂場のすながぶらんこに乗り
続いてすべり台がぶらんこに乗り、
その後はすながすべり台を滑り、
ぶらんこもすべり台を滑る。
そのアクションが
なかなかの迫力で描かれていて
その勢いに、笑ってしまいます
ラストは雨があがり、
公園に向かってくる子どもが見えて
大慌てで元に戻ります。
書かれている文の口調と
絵とのバランスが絶妙で、
最後まで楽しませてくれる
絵本です
誰もい~ひん公園って、
もしかしたらほんまにこんなんなんかも
雨の日にこっそり
公園を除きに行きたくなるかもしれません
良かったら、図書館や書店で
見てみて下さいね
では、今夜はこのあたりで
失礼します
おやすみなさい