こんばんは
様々な絵本を紹介している、
桜餅本舗のブログです
普段は絵本を紹介している私ですが
今日は、私がたまたま
タイトルに惹かれ読んで
とってもおもしろかった1冊を
ご紹介出来たらと思います
悦楽バイリンガル子育て
田村記久恵
主婦と生活社
本体1000円+税
最近、集中力の問題で
細切れにしか
本が読めない私でも
すごく楽しく読めました
ので、
子育てで大忙し、
という方でも、
合間にペロリと
読めちゃうんじゃないかと思います
かといって、
内容が薄っぺらいわけではなく、
国際結婚&バイリンガル子育ての
可笑しなエピソードや、
バイリンガルの脳についての
科学的な情報が満載で
読み終わると、
すごく満足感が高かったです
ここにざっと、
印象に残ったことを
書きますね
《面白かったお話》
●赤ちゃんに蒙古斑があるのは、
モンゴロイド:黄色人種特有のもので
日本人と外国人のカップルのこどもは、
この蒙古斑があったりなかったりするらしい!
生物学的な特徴で分けた場合の
「人種」に触れつつ
著者のこどもがどんな特徴を
受け継いで生まれてきたか
書いてあって、
興味深いな~、と思いました♪
●時々いる、つむじが2つある子。
逆毛が立っちゃいやすいですよね。
あの状態を、英語では、
「cowlick」=牛の舐め跡
というらしい
ほほーっ
おもしろい言い方
●海外には、
予防接種「BCG」がないらしい
この話は、以前にも
アメリカ人夫×日本人妻のご夫婦から
直接聞いた事が合って、
そこのお子さんは、
なんと1万円払って、
BCGを足の裏にしてもらったらしい
それくらい、
あのBCGの跡というのは
日本人にはフツーでも、
外国の人には「かわいそう」だったり
「跡が残るなんてイヤ!」というものなんですね。
この本にも、同じようなことが
書いてありました
《バイリンガル脳について》
●日本人の脳には、生まれつき
日本語がプログラムされている?
⇒いいえ。
どの国の赤ちゃんも、
脳はあらゆる言葉の音を聞き分けられる
状態です。
何語を話すかは、育つ環境から得ていく。
⇒2か国語を話す環境で育てば、
脳はバイリンガルの脳になる、ということ。
●脳の中には、保存されている言葉と
失われる言葉がある。
⇒10歳前後が言葉の臨界期、と
言われるのは、
この年齢までに不必要な言葉の回路は
どんどん切って、必要な回路の効率を
良くしていくから。
帰国子女が以前住んでいた先の言葉を
覚えていられるかいられないかは
この年齢が多いにかかわってくる、とのこと。
⇒だけど大事なのは、モノリンガルでも
バイリンガルでも、「知恵」を得ていくこと。
読むと、著者の方と会話しているような
錯覚に陥るくらい、
とても気軽に読めたので
良かったら探してみて下さいね