こんにちは
様々な絵本を紹介している、
桜餅本舗のブログです
もう1年以上前になりますが、
ソラシドエアーの機内で出会った
素敵な絵本があります
「さくら せかい」さん
という方が描いた
「いしゃがよい」
という絵本
子どもは、ただいつも通り、
お話を楽しんでいるように
見て、聞いていたのですが、
私は途中で泣きそうになりました。
母が闘病で弱っていった姿を
思い出したからです。
両親や祖父母が
年老いていく姿を見ている方や
私の同じように
闘病を見守った経験のある方は
より一層心に響く1冊だと思います。
そして なぜ今、
その話をしているかというと・・・
普段よく行く小さな図書室の
業務員さんから
「これ、新しく入ったんだけど、
おもしろいですよー」
と声をかけて頂いた絵本が、
さくら せかい さんの本だったから
うかいのうがい
さくら せかい
ブロンズ新社
本体1300円+税
2018年12月25日発行の、
新しい絵本です
本のそで(カバーの折り返した部分)には
こう書かれています。
「うがい」ということばは、
「うかい(鵜飼い)」からきているのを
しっていますか?
さかなをのみこまずに
はきだすウのすがたと にていることから、
「うがい」ということばが
うまれたそうです。
これは、5わのウたちと
うかいのハンさんの
うがいにまつわる おはなしです。
ええ
そうなんだ、「鵜飼い」と「うがい」って
関係あるんだ
もうこの部分を読むだけで
わくわくしながら
お話に入っていけました
読み始めると・・・
鵜飼いのハンさんの優しさと
そんなハンさんを慕う
5羽の鵜の姿が微笑ましくて
温かい気持ちになりました
また、昔話のような展開が
最高に楽しいです
「おおきなかぶ」で
最後にはかぶが、すぽっと抜けたように、
爽快な盛り上がりがあります
それから、
何度も出てくるうがいの音
がらがら うーうー がらがら うー
がらうー がらうー がらがら うー
は、子どもがリピートしています
この部分、リズムがあって
読んでいても楽しいです
最後に、
「いしゃがよい」もそうでしたが、
登場人物の名前がハンさんで、
鵜たちの名前が、
イー と アル と サン と スー
そして、ウー。
名前も絵の世界観も、
中国テイストなのが、
一線を画している点でもあるのかな
と思いました
新しい絵本なので、
書店にも目立つ位置に
並んでいる事が多いです
良かったら、手に取って
読んでみて下さいね
では、今日はこのあたりで
失礼します
読んでくださり、
ありがとうございました