こんにちは
様々な絵本を紹介している、
桜餅本舗のブログです
今日は以前、
ベテランの読み聞かせボランティアさんから
「背表紙が地味で、中もモノクロで、
紹介されないときっと
手に取ることもないんだけど、
子どもが本当に夢中になる絵本だよ」
と教えて頂いた絵本を
ご紹介します
たまたま同時に
原書も借りられたので
日本語と英語で読んでいます
原書と日本語版で、
色が違うのが不思議
当時どんな意図があったのでしょうね
原書は、1944年発行。
作者の、子どもの頃の
楽しかった思い出を元に
絵本にした作品なんだそうです
日本では、1963年に
福音館書店から出版されました
お話の内容はというと、
男の子が森へ散歩にでかけ、
色々な動物に出会い、
その動物たちを
どんどん引き連れ森を歩いた後
かくれんぼをする、
というシンプルなストーリー。
最後はお父さんが迎えに来ます。
大人だと、意外と深いものを
心に受け取るかもしれない
お話なのですが、
子どもにとっては、
男の子と一緒になって
森を散歩した気分になれる
ただ純粋に、素敵な絵本です
I had a new horn and a paper hat.
And I went for a walk in the forest.
(ぼくは、紙のぼうしをかぶり、
新しいラッパをもって、
もりへ、さんぽにでかけました。)
A big wild lion was taking a nap,
But he woke up when he heard my horn.
(すると、おおきなライオンが
昼寝をしていました。ライオンは、
ぼくのラッパを聞いて、目を覚ましました。)
こんな感じで
文章は、英語も日本語も
とても読みやすいです
日本語版には、
読んであげるなら 2才から
じぶんで読むなら 小学校初級むき
と書かれています
子どもも大人も、
絵が可愛かったり
カラフルな絵本に
目がいきがちですが
古い絵本で
今も店頭に並んでいるものには
必ず、理由があります
心からおすすめできる
読み継がれた絵本です
良かったら
手に取ってみて下さいね
では、今日はここで失礼します
読んでくださり、
ありがとうございました