12月21日。

今日は私の絵本棚

(昔から持っている、という意味ですルンルン

から、クリスマス絵本をご紹介しますクリスマスツリー

 

こねこのみつけたクリスマス

マーガレット・ワイズ・ブラウン 文

アン・モーティマー 絵

中川千尋 訳

 

大学生の時、古書市でアルバイトをしていた時

表紙に一目惚れ&中をめくると本気で好きになって

購入した、1冊ですドキドキ

 

本当に美しい絵で、ページをめくる手が止まるほどですキラキラ

こねこの毛並みがふわふわで、目元や口元のひげの

1本1本の伸び方等、まるで本物そのものです。

 

クリスマスプレゼントの、リボンや包装紙、

オレンジや暖炉の絵等、全てがうっとりするくらい

質感をもって描かれています。

 

コマ割というのか、絵本の構成も素敵で、

右側は絵のみで、左側は字と絵がバランス良く

配置されています。

ちなみに、字も、

クリスマスの靴下を打ち付ける音や、

鐘の音や歌の歌詞部分が

字体を変えてあったり、

ナナメや波のように書かれていたりと

読むのもとても楽しくなります。

 

文章は詩的で、私はとても好きですおねがい

こねこの視点で見たクリスマスが、

リアルに伝わってくる反面、

リアルとは違う、美しい表現が沢山詰まっています。

 

「こねこは、まえあしで

とびらを そっと おしあけました。

ほのぐらい へやに、あかるく うかびあがる

クリスマスツリー。」

「もりじゅうを さがしたって、

これほど きれいな木を みつけた ねこは、

きっと、このこだけ。」

 

ストーリーというより、

クリスマスの1日をこねこの目線で

ただ過ごす、というような絵本で、

特に盛り上がりがあるわけではないのですが

猫好きなうちの娘は2歳のクリスマスから

とても気に入って、

読んで、と何度も持ってきていましたOK

(2歳や3歳に読むには、少しページが多いですが)

 

子どもから大人まで、

静かであたたかなクリスマスを

楽しめる絵本ですクリスマスツリー

 

amazonでは、洋書も、日本語版と変わらないくらいの価格で

手に入るようですよラブラブ

A Pussycat's Christmas