こんにちは
すっかり9月も終わりに近づきましたが
9月中に紹介したいと思っていた
こちらの本がまだだったので・・・
ちょっと遅いですが、紹介させてください
14ひきのおつきみ
いわむらかずお
定価1200円(税別)
まずは、14ひきシリーズの魅力については
以前「14ひきのひっこし」で細かく書いていますので
リブログして飛ばします
「14ひきのおつきみ」は、
背景の色彩が魅力です
最初から、真夏の明るい色彩ではなく、
黄緑色に少し茶色がかった色味の
風景から始まります
徐々に日が暮れてくるのですが、
まっかな夕日が沈むのを
ねずみ達が見ているシーンは夕焼けの赤、
完全に真っ暗になる前は紫、
夜になってからは
月夜に照らされた少し明るい青で
背景が描かれています
本当に、なんとも言えない美しさで、
自分もねずみ達とお月見をしているような
気分になれます
また、おだんごやくりのみ、どんぐりを供えて
おつきさまに
実りや光に感謝するねずみ達の姿は
自然の神様に感謝する、という、
日本人として当たり前の
忘れてはいけない慣習を思い出せます
同シリーズ「14ひきのこもりうた」は、
眠りにつく前の読み聞かせにぴったりの1冊ですが、
こちらの絵本は
こもりうたよりもさらに深く、静かな絵本だと思うので、
夜読み聞かせをするとしっくりくると思います
さてさて
この14ひきのねずみシリーズは、
オリジナルは大きな絵本ですが、
今は、2013年に出版された、
ポケットサイズもあります
ポケットえほん 14ひきのおつきみ (14ひきのポケットえほん)
ポケット版の割には少し値が張りますが
ステキな絵本を持ち歩ける代金、としては
決して高くない気もします
プチinfo.でした