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「税務署が隠したい増税の正体」に引き続き、
山田順氏の「円が消滅する日」をご紹介します。
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ドゥームズデイ(国家破綻)は来るのか?
その時、私たちはどうなっているのか?
本書は2012年作なので少々古いのですが、
2014年の今だからこそ気づきがあります。
“国の借金は自分たちの借金とは違う”、
“難しい事は考えたくない”、
“最後は国がなんとかしてくれる”、
といった思考停止状態への大きな刺激になります。
お金とは円であるという幻想。
大英帝国のポンドを凌駕した時からアメリカの長期的な金融戦略が成功し、
ことお金に関しては、ドルが真のお金と呼べる状況になりました。
増税して税収を増やし国債の利払いに充てても焼け石に水であり、
歴史的に増税をして財政赤字を克服した国家はありません。
古くはアメリカの独立戦争しかり、フランス革命しかりです。
一方で、財政破綻の問題は破綻論者と破綻否定論者で議論されてきました。
政府財務は国民の貯蓄に置き換えられるだけだから破綻しない??
いや、既にポイントオブノーリターンを越えている??
など解釈は様々ですが政府債務が肥大化し、紙幣を刷り続けるしかなく、
コントロールを失った時のインパクトは大きいのです。
振り返ってみれば大日本帝国の国債も紙くず同然となった歴史があり、
日本も事実上の破綻を経験しています。
「アッシャー・レポート」「ネバダ・レポート」といった
バブル崩壊後の日本がIMF監視下に入った際のシナリオも既に存在すると言います。
ここ30年くらいの間にも、アルゼンチン、ロシア、韓国、タイなどが国家破綻を経験しています。
共通する事は、このような国々で情報を持っている富裕層は難なく外国へ資産フライトし、
程なく戻ると、為替差益で資産を築く、という事を行っています。
破滅シナリオが実現した場合、日本に居住を構え、
日本円しかもたない日本人であれば必ずダメージを受けます。
本当に日本国債に端を発した金融危機が来れば、
この世界第3位の経済大国だけの問題では収まりきらないでしょう。
日本国家財政の問題は、ハードランディングかソフトランディングになるか分かりませんが、
近い将来、現実として起こることを想定して過ごしていく必要があります。
大切なのは破滅シナリオが起きてしまったらどうするかより、
破滅シナリオが起きる兆候を察知し、アクションを決めておくことです。
不動産や金融資産(海外の銀行口座を作っておく)を日本以外にも持つ事が
最もシンプルな対策ではないかと思います。
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