会社を辞めて4日が経った。
いや、辞めたというと嘘になる。
心が壊れて体が動かなくなり
一方的に辞める連絡をしてそのまま
LINEアプリごと消去してから
4日間が経過した。
今は高崎のホテルに宿泊してる。
二泊三日の旅行だ。
なぜ高崎なのかを説明しておく。
本当は千と千尋の神隠しの舞台になった
中之条町という場所に向かっていたんだけれど
移動時間が長すぎて断念。
高崎までもかれこれ4時間ぐらいかかった。
読書がしたくて本をたくさん持ってきたおかげで
リュックがまぁまぁ重い。
おまけにマックブックも入ってる。
今の俺に中之条町はハードルが高すぎた。
さて、今日から毎日の出来事をブログに残していく。
人の記憶とは意外と曖昧だ。
苦しくて辛かった記憶も少し後になって
楽しいイベントが発生すると
「あれも意味があったんだ!」と
思い出補正ならぬ記憶補正をしてしまう。
もちろん逆もまた然りだが。
普段の生活でそのような行為をする必要はない。l
しかし今は毎分毎秒の自分のモチベーションを
正確に把握しておきたい。
だから自分の言葉として
何か媒体に残してく必要がある。
貴重な記録だ。
ただ、記録が面倒になるといけないから
ノートとかは無しだ。
僕はタイピングが速いから
PCを活用した記録方式がベスト。
「初心者 ブログ」で検索ヒットしたのが
アメブロだった。
今日から僕のブログ活動が始まる。
心が壊れて四日目 旅に出る
昨日までは家にこもってた。
本当に何もできなかった。
掃除の一つでもすれば気分が変わるのは
知っているし、自分のメンタルコントロール方法も
ずいぶん上手くなった。
一時的な感情に左右されて
何か行動を起こしたり決断することはない。
今回の事件は突発的な行動じゃないってこと。
俺はこれがいつか起きるだろうと3ヶ月ぐらい前から
予感してた。
僕には、「ここぞ!」という時に入れるスイッチが
頭の中にある。
勝負所で普段以上のパフォーマンスを出すための
特別なスイッチだ。
僕はこれを
"アルティメットスイッチ"
と自分で呼んでいた。
スイッチを押すと心の中で
炎が立ち上がり、たちまち身体中で
メラメラ燃え盛る。
この状態の時は徹夜なども苦じゃないし
インプット→アウトプットを尋常じゃない
スピードで回すことができる。
"一時的に自分の能力値以上の
パフォーマンスを発揮できる状態"
っていう感じかな。
体感で250%くらい。
アルティメットスイッチの名の通り
究極状態だ。
でもそのスイッチはメリットだけじゃない。
スイッチON状態が長引くほど
心身のダメージが蓄積していく。
朝の7時とかまで仕事して、昼12時まで仮眠。
その後エナジードリンクを飲みながらまた
深夜まで仕事をするんだ。
ひどい時は日に3本エナジードリンクを空ける。
体が侵されていくと同時並行で
心が死んでいく。
これは今になって気づいたことだけど
「心が死ぬ」という状態は
「好きがわからない」状態とリンクしてる。
食べ物や音楽だけで無く異性への嗜好もそうで
自分が何が好きかが分からないし言えない。
そんな状態が長いこと続いてた。
今年の4月に入ったぐらいだったかな。
スイッチの反応が鈍ってることに気づいた。
「やってやるぞ!」という気迫だけ先行するものの
体がついてこない。
勉強のための本を何冊も買ったものの
インプットが進まない。
無理やり頭に叩き込もうとページを開くんだけど
情報が入ってこない。
本を読むという行為がとても苦しい。
燃料切れだと気づいた。
エネルギー貯蓄タンクが空になっている。
よく見たらタンクに穴が空いていて
エネルギーが溜まるそばから
漏れてしまっている。
これは寝まなければいけない危険信号で、
人はこういう時に体に異変が生じる。
僕もそうだった。
見たこともないような量の蕁麻疹が
腕いっぱいに広がっていた。
すぐアルティメットスイッチをOFFにして
休息を取らねばならない。
じゃないと大変なことになる。
僕はそれが分かっていたけど
スイッチをOFFにすることはできなかった。
このタイミングで同僚が2人抜けたのだ。
ただでさえ10人弱で動いてるこのチームで
人が抜けるというのは恐ろしいことだ。
それも2人同時に。
1月から3月にかけて体に鞭打って
無理して走ってきたけれど、
ろくに休息の取れないまま地獄の4月がスタート。
医院にもらった痒み止めの塗り薬と飲み薬が
手離せない生活。
両腕に広がった蕁麻疹の痒さは
想像を絶するものだった。
痒すぎてデスクワークなんかできない。
不定期に訪れる痒みに苛立ちながら
抜けた2人の穴を埋めるための鬼タスク。
家に帰る暇もない。
事務所泊生活が始まった。
すでに枯渇してるエネルギーになんとか
火をつけるには設定を上書きするしかない。
付け焼き刃ではあるけれど、
いわゆるベンチャーとか起業ストーリーの映画などを
一通り見て自分の理想像を解像度高くイメージする。
こうすることで作品の主人公になった気分で
仕事に臨むことができる。
なんとか1ヶ月で彼らが抜けた穴を
塞ぐことはできたけど、とっくに限界を超えていた。
2人が抜けた後に、
新メンバーが2人入ってきた。
2人とも僕より歳下でありながら優秀、
それでいてエネルギー量も多い。
会社のメンバーも「これからだ!」という感じで
盛り上がっている。
「休ませてください」が言える雰囲気じゃない。
それから5月がスタートしたけど、
いつ壊れるか分からない時限爆弾を
背負ってるような気分だった。
どこかで必ず壊れるのがわかる。
そのぐらい疲弊してた。
任される仕事は増えて責任も重い。
苦手領域に責任を持たなければいけないストレスは
なかなかきつい。
時間をかけても頭が回らない。
効率も落ちる。
作業モチベも下がる。
仕事が終わらない。
僕の仕事を率先してやりたがる人は
チームにいない。
仕事を振れば嫌な顔をされる。
数字が上がりそうなシナリオを提案すれば
面倒くさそうに対応され、ミスも少なくない。
伝えたことが伝わってない。
先輩だから伝え方にも困るし
向こうもイラついてるのがわかる。
そんな状態でどうやって成果を上げればいいのか。
ボスはチームワークだなんだ言ってるけど
現場が全く見えてない。
というか見ようとしてない。
そして6月12日、ついに壊れた。
壊れてからのことはまだ書きたくない。
気持ちの整理もついてない。
ただ間違いない、確信してることはある。
俺はあの環境に戻りたくない。
戻ったってループするに決まってる。
もし僕が飛んだことにメンバーが腹立てているなら
それなら安心できる。
無能だったとレッテルを貼られてたなら
気持ちがとても楽だ。
僕がいなくても回るならそんなありがたいことはない。
逆だったとしたら地獄だ。
もうあの環境で働くのは無理だ。
心が死んだ状態でできることなんて限られてるし
っていうかもう本当に無理。
3年間いろんなことを任されたおかげで
スキルはついた。
今後の人生はこのスキルにより磨きをかけて
人生を展開させていきたい。
さて、1記事目から随分と長い。
多分今僕は人と話したいんだろう。
僕の悩みに共感してくれて、否定せずに
頷いてくれる存在が欲しいんだ。
一緒に泣いてくれる人が欲しいんだろう。
今はそれができないから
こうして文字に叩き込んでいる。
旅のことは明日書こう。
いや、気が向いたら書こう。
終わり。